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会場中が一緒に踊った「Halloween ジャパネスク ’24」
『進撃の巨人』主題歌で「イェーガー」大合唱
振り返れば、出演者たちは何着もの衣装に着替え、歌とダンスと芝居でそれぞれの物語に会場を染めていた。われわれ観客にとっては、たくさんの物語のなかに身を置いて、そのメッセージを全身で浴び続けた最高の夜だった。
Revoは最後に「充実した内容で駆け抜けた楽しいステージになりました。20年分の感謝を捧げます」とあいさつした。それは観客の気持ちも同じだろう。盛大な拍手は鳴り止まず、惜しまれながら幸せな時間の幕は閉じた。
20年の活動を経たいまだから打ち出せた物語
そこには、生死、光陰、愛憎、悲喜など人間の根源に帰する、相反する感情を揺さぶるメッセージがあった。会場の誰もが、それぞれの心の深淵にある何かに触れたはずだ。そしてそれが得も言われぬ喜びとなって湧き上がってきたに違いない。
観客が物語に入り込み、ステージと客席が一体となる豪華絢爛な総合芸術エンターテインメントショーは、次のステージへと向かって歩みはじめた。
取材・文/武井保之
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