ORICON NEWS
Contents
●櫻井翔のプロフィール
●嵐25周年企画・FILM CONCERTで起きた「#櫻井翔を見て」現象
●「大卒」「HIPHOP」「選挙番組キャスター」…アイドルの幅をさらに広げた先駆者
・2006年より『news zero』のキャスターに就任
・「Lucky Man」のコール&レスポンスを聴いた衝撃
・“アイドル”というワードで韻を踏んでいく痛快なリリック
●“素”や“余白”をいかに解禁するか、嵐メンバーとの関係性が要に
・桜井翔のドラマや映画、バラエティーでの役割 洗練された優等生、頭脳派、”イジり”も解放
・櫻井翔のドラマ、映画、出演作品一覧
●櫻井が紡ぐ“言葉”に寄せられる期待「推す活力にもなるし、原動力になる」
・ファンとの共犯関係を築いてきた、櫻井が紡ぎ出す”ラップ詞”
●櫻井翔のプロフィール
●嵐25周年企画・FILM CONCERTで起きた「#櫻井翔を見て」現象
●「大卒」「HIPHOP」「選挙番組キャスター」…アイドルの幅をさらに広げた先駆者
・2006年より『news zero』のキャスターに就任
・「Lucky Man」のコール&レスポンスを聴いた衝撃
・“アイドル”というワードで韻を踏んでいく痛快なリリック
●“素”や“余白”をいかに解禁するか、嵐メンバーとの関係性が要に
・桜井翔のドラマや映画、バラエティーでの役割 洗練された優等生、頭脳派、”イジり”も解放
・櫻井翔のドラマ、映画、出演作品一覧
●櫻井が紡ぐ“言葉”に寄せられる期待「推す活力にもなるし、原動力になる」
・ファンとの共犯関係を築いてきた、櫻井が紡ぎ出す”ラップ詞”
櫻井翔のプロフィール
名前
櫻井翔(さくらいしょう)
誕生日
1982年1月25日
出身
東京
血液型
A型
所属グループ
嵐(あらし)
メンバーカラー
赤
顔文字
(`・3・´)
嵐25周年企画・FILM CONCERTで起きた「#櫻井翔を見て」現象
“嵐あるある”といえば、嵐メンバー主演のドラマ主題歌で、主演を務めるメンバーがMVのセンターになるという流れがあるが、それもあいまって、MVやパフォーマンスの感想と同時に、当時のドラマの話題、バラエティでの活躍、メンバー間の関係性までエピソードが波及している。そのなかでも、キーワードがXでトレンド入りするほど突出して拡散されていたのが、櫻井翔にまつわるエピソードだった。
まず目を引いたのは、「国民の初恋」「とにかく顔が良い」というコメント。ファン心理としては、「顔がいいから応援していると安易に思われたくない」ということもあるはずだが、もはや脊髄反射といってもいいのだろうか。「Troublemaker」をはじめ、「Endless Game」「明日の記憶」など、当時のビジュアルについて言及するコメントが、まるでPCやスマホ画面からあふれ落ちるのではないかと思うほど、ズラリ。
さらに引用コメントでは、それぞれが推す、その曲ごと、時代ごとの櫻井翔のリンクが貼られ、「〜の櫻井翔くん見て」と、瞬間的なネットミームとして皆がこぞって同じフレーズを多用する。「赤信号、みんなで渡れば怖くない」とは、ビートたけしによる初期の名言、名ギャグだが、「櫻井翔の顔、みんなで褒めたっていいじゃない」的にここぞとばかりにファンたちの“櫻井愛”が噴火しており、その熱さもまさにマグマ級であった。
「大卒」「HIPHOP」「選挙番組キャスター」…アイドルの幅をさらに広げた先駆者
2006年より『news zero』のキャスターに就任
「Lucky Man」のコール&レスポンスを聴いた衝撃
“アイドル”というワードで韻を踏んでいく痛快なリリック
今では、グループに1人はいるイメージの“ラップ担当”や“高学歴キャラ”。それをアイドル業と巧みに両立させながら、エンタメとして、文化としてお茶の間に馴染ませたパイオニアだったと言える。
“素”や“余白”をいかに解禁するか、嵐メンバーとの関係性が要に
完璧なアイドルというスタンスから、敢えて距離を置く”不完全さ”を強調
「嵐の中でイケメン王道キャラといえば松本潤さんでした。その松本さんが“2006年から嵐としての手応えを感じ始めた”と話していたのですが、櫻井さんもその辺りからファンのみならず一般でも頭角を現してきたのではないか」と語るのはテレビ誌などで長く嵐の取材を続けてきたメディア研究家の衣輪晋一氏。「ドラマファンの間では、大きな転機は2002年『木更津キャッツアイ』ではないかと思います。さらに2006年に、『news zero』キャスター、『ハチミツとクローバー』で映画単独初主演と、一気にその活躍の幅が一般層に広がったように見えます」(同氏)
桜井翔のドラマや映画、バラエティーでの役割 洗練された優等生、頭脳派、”イジり”も解放
「大卒アイドル」「慶應ボーイ(幼稚舎から)」「キラキラアイドル」の文字面だけ見ると、あまりにも“スキがなさすぎる”。いかに嫌味なく、“櫻井翔”を成立させることができたのか。前出の衣輪氏は「嵐で話のオチをつける(イジられる)のは、それまでおおむね、相葉雅紀さんや大野智さんでしたが、櫻井さんも『山田太郎ものがたり』(TBS系)あたりからフレンドリーでイジられOKな雰囲気に。的確なツッコミが得意だった二宮和也さんとの現場での印象に引っ張っていかれた印象です。これにより、他者が入り込めるスキが解錠した。ここ10年ぐらいは一般の人々にも、バク転ができない、ファッションセンスが壊滅的など、その愛すべき“ポンコツ”ぶりが認知され、ついには“櫻井翔”ブランドが天下を取ったのです」と解説する。
櫻井翔のドラマ、映画、出演作品一覧
櫻井が紡ぐ“言葉”に寄せられる期待「推す活力にもなるし、原動力になる」
ファンとの共犯関係を築いてきた、櫻井が紡ぎ出す”ラップ詞”
また櫻井のラップ詞に度々入っている“外野”という言葉にも着目。「もういい外野黙ってな」「外野の言葉はシカトする!」。これは単に対立構造としてではなく、櫻井がずっと貫いてきた考え方「人は人、自分は自分」でもある。それを共通言語として、ファンのなかにも根付かせた功績は大きい。
現在嵐は活動休止期間だが、そんな今、メンバーとは「より友達のような関係になった」とも語っていた櫻井。その関係性、そして持ちうるあらゆる武器でどのような発信をしてくれるか、期待が寄せられる。
PROFILE 衣輪晋一
サブカルライターを経てインドネシアで日本語教師ボランティア。 帰国後は文芸批評と民俗学の「フィールドワーク」をメディア研究に取り入れ、現場に足を運んで得た情報を基に考察し、エンタメ記事を作成。 嵐のデビュー時から、各メンバーの取材を経験。