Na+/K+-ATPアーゼ(英語: Na+/K+-ATPase, NAKA)は、2種のサブユニットから成る細胞の膜輸送系の膜貫通タンパク質(EC 3.6.3.9)である。片仮名転記では、表記揺れでNa+/K+-ATPエースとも書かれる。この酵素は、細胞内でのATPの加水分解と共役して細胞内からナトリウムイオンを汲み出し、カリウムイオンを取り込むのでナトリウム-カリウムポンプ(Na+/K+ポンプ)または単にナトリウムポンプ(Na+ポンプ)とも呼ばれる。ヒトの全ての細胞で見られる共通のタンパク質である。