『魔術師』(まじゅつし)は、江戸川乱歩の著した長編推理小説。1930年(昭和5年)7月から『講談倶楽部』に掲載された。前作『蜘蛛男』に続く通俗長編路線の第二弾だが、名探偵の恋愛、危機一髪、復讐鬼の跳梁など波乱万丈の展開で大きな人気を博した。