黒水県(こくすい-けん、チベット語:トチュ, khro chu、羌語北部方言:khǝtʂǝp)は中国四川省アバ・チベット族チャン族自治州中部に位置する県。県内を流れる岷江支流の黒水河から県名がとられている。県は芦花区、知木林区、西爾区、維古区の四区に分かれている。 主な民族はチベット族と羌族で、チベット族は1988年時点で47,863人と県の人口の85%を占めている。 黒水県のチベット族は三つの異なる言語を話す。芦花区ではギャロン語(嘉絨語)の東部方言、知木林区ではチベット語のアムド方言、西爾区と維古区ではの北部方言が使われている。