『肉体の門』(にくたいのもん)は、田村泰次郎が『群像』1947年3月に発表した小説。戦後日本最初のベストセラー小説でもある。「肉体の解放こそ人間の解放である」をテーマに自由な性表現などで話題となった。雑誌連載後、新宿の劇団空気座による芝居が1000回を超えるロングランとなり、これによって一躍有名になった。公演中2日続けて同じ席で観劇した女性が帝都座の5階から投身自殺するという事件も起きた。また、発表直後からたびたび映画化もされている。