種付け(たねつけ)とは、家畜(狭義の家畜、すなわち、人間の生活に利用する目的で野獣から遺伝的に改良した獣)の繁殖や品種改良を目的として、優良種の雄と雌を交配させること。ここでいう「種」は「精子」を植物の種子に譬えたもの。 また、広義には、産業動物(最広義の家畜、すなわち、人間の生活に利用する目的で野生動物から遺伝的に改良した動物)および産業植物の同じ目的での交配にも用いられることがある(例:海苔、昆布)。さらに最広義では、繁殖目的の場合に限り、野生動物に対しても用いられる。例えば、飼育下のジャイアントパンダやアフリカゾウ、雄が野生で雌が半飼育下の場合が多いアジアゾウなどがそれである。