石 宝(せき ほう)は中国の小説で四大奇書の一つである『水滸伝』の登場人物。 第114回~118回まで登場する、方臘配下の将帥。出身は福州で、役職は南離大将軍元帥、方臘の大太子であり南安王・方天定の統治する杭州を守備する四大将軍の一人。三重の鎧であろうと風を截つ様に斬り破る鋭さを持つ宝刀・劈風刀と流星鎚を使い、その腕前は関勝と互角に渡り合うほど。また自身の武勇を頼んで突出するようなことをせず、鄧元覚など味方と連携して動くことで、数に勝る梁山泊軍に部隊を各個撃破されることを最小限に抑える慎重さと軍内での統率力を併せ持つ。そのため、石宝自身とその配下の軍も併せて十三人の好漢を討ち取っていて、名実共に最強の敵である。
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