矢部 八重吉(やべ やえきち、1875年 - 1945年)は日本の心理学者、精神分析家。 アメリカのコロンビア大学で心理学を学んだのち、1928年に大槻憲二、長谷川誠也(天渓)らと共に東京精神分析学研究所を創設した。公務で1930年ドイツに渡航した後、イギリスでグローバーから教育分析を受け、ウィーンで直接ジークムント・フロイトと会見した。日本人として初の国際精神分析協会認定精神分析家となり、フロイト著作集の翻訳を行うなど、日本における精神分析の先駆者となった。