氷食、氷蝕(ひょうしょく)とは、岩石や土砂が氷河によって削られ、侵食されることを指す。氷食地形が保存され、またより節理が入っているため、侵食抵抗性のある岩石ほど、氷食は発達しやすい。 氷食の作用は削磨と剥ぎ取りに2分される。 削磨は、さらに氷河底面に付着した微細な岩粉や砂による研磨と、粗大で硬い岩石片で流動方向に擦痕や条痕・溝などを刻む筋つけに分けられる。