北九州市病院長殺害事件(きたきゅうしゅうし びょういんちょうさつがいじけん)は、1979年(昭和54年)11月4日から5日にかけて福岡県北九州市小倉北区で発生した強盗殺人・死体遺棄(バラバラ殺人)事件。大病院を経営していた男性A(当時61歳)が、男2人によって金目的で殺害され、バラバラにされた死体を大分県(国東半島)沖の海に投棄された。加害者2人は1988年(昭和63年)に最高裁で死刑判決が確定し、1996年(平成8年)に死刑を執行されている。 1983年(昭和58年)に最高裁が死刑適用基準として「永山基準」を示して以降、2009年(平成21年)3月時点までに、殺害された被害者が1人の事件で、複数の被告人の死刑が確定した事例は、本事件が唯一である。