倶生神/俱生神(くしょうじん、ぐしょうじん、サンスクリットのラテン翻字:Sahadeva)とは、インド神話から仏教に受け継がれた二柱(ふたはしら)一組の天部神である。略して倶生/俱生ともいう。それぞれを同生天(どうしょうてん)・同名天(どうみょうてん)といい、同生・同名ともいうが、二柱をまとめて同生同名と呼ぶことも多い。二柱は男女神とされるが、そうではないともされる。男女神とする説では、同生が女神で同名が男神であるという。しかしこれにも男女が逆であるとの説がある。 人間の個々人の生涯における善行と悪行を漏らすことなく記録し、その人が死を迎えた後、生前の罪の裁判者たる閻魔大王に報告するという。閻魔大王の側で罪人を尋問し、罪状を記録する神であるとする場合もある。