ユノミネシダ自生地(ユノミネシダじせいち)は、和歌山県田辺市本宮町の湯の峰温泉の一角にある、国の天然記念物に指定されたユノミネシダの自生地である。 ユノミネシダ(湯の峰羊歯)は世界の熱帯、亜熱帯にかけて広く分布するコバノイシカグマ科の暖地性のシダの一種で、日本国内では伊豆半島より南西に自生している。ユノミネシダという和名は日本で最初に和歌山県の湯の峰温泉で発見されたことによるもので、湯の峰温泉の自生地は日本国内における分布域の北限に当たり、また、植物名のついた発見地としての歴史的な意義もあり、1928年(昭和3年)1月18日に国の天然記念物に指定された。