ネットワーク・レール(英語: Network Rail)は、イギリスのイングランド・スコットランド・ウェールズにおける大半の鉄道網を(その子会社であるネットワーク・レール・インフラストラクチャー(旧レールトラック)を通じて)所有し管理する事業者である。株式を発行しない有限責任会社(company limited by guarantee)で、株主は存在せず、収入は鉄道網に再投資されることになっている。 主な顧客は、同社が所有・管理する鉄道網の上で列車の運行を行う、民間の列車運行会社 (TOC)(旅客営業を担当)と貨物運行会社である。2014年9月1日以来、ネットワーク・レールは公共企業体と分類されている。 旅客数の急増に対応するため、380億ポンドを費やしてクロスレールの建設、路線の電化、テムズリンク改良計画、新しい高速鉄道 (HS2) など鉄道網の改良計画を進めている。