のこぎり屋根(のこぎりやね)とは、鋸の歯の形に似た三角屋根の建物。主として紡績・織物・染色関係の産地に多く見られる工場建築である。 「のこぎり」・「ノコギリ」・「鋸」または「ギザギザ屋根」と表記も様々である。煙突とともに町並みや農村の風景に溶け込んでおり、工場といえば「のこぎり屋根」が、工場の形の象徴となっている。英語では、「northlight shed」あるいは「saw tooth roof」と表記している。