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日本語

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副詞

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はじめてめて、めて; いずれでもよいが近年は後者が多い】

  1. 従来発生のなかったことが発生、又は経験のないことを経験して。最初に。
    • 郷里の沖縄から、上京したのは大正十一年の秋のことであったがその年の冬に、はじめて、ぼくは雪を見た。(山之口貘『暴風への郷愁』)
    • それ以後、私は馬場へ肉親のように馴れて甘えて、生れてはじめて友だちを得たような気さえしていた。(太宰治『ダス・ゲマイネ』)
    • 恋をしたのだ。そんなことは、全くはじめてであった。(太宰治『ダス・ゲマイネ』)
    • 小田君は上海旅行途中で、京都は始めてだと言つてゐた(坂口安吾『醍醐の里』)
    • この川もまた震災後はじめての大遡上であると、沿岸漁師が喜んでいるほど鮎が多い。(佐藤垢石『香魚の讃』)
    • 「はじめての言語学」(言語学の入門書のタイトル)
  2. (「してはじめて」の形で)ようやくやっと

名詞

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  1. 初体験
    • 圭くんの「初めて」をもらったのは私だったんだよ。
    • 初めてはそのとき付き合ってた人とその人の家で。
    • 赤ちゃんが歩いた、と夫に言われてうれしかったけど、初めてが自分の目の前じゃなかったのはちょっと残念。

語源

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  • はじめる」の連用形「はじめ」+連続動作の接続助詞「

翻訳

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  • 英語: for the first time, first