すむ

すむ【住む・棲む・栖む】

1. ある家屋等一定の場所・領域において、普段寝起きする。生活する。
   • 人の場合、「住む」を用い、動物などの場合、「棲む・栖む」を用いる。

• (東京式) す​む [súꜜmù] (頭高型 – [1])
• IPA^(?): [sɨᵝmɯ̟ᵝ]
• (京阪式) すむ

古典日本語「すむ」（住む）

• 居住する、起居する

• 成句: 住めば都

すむ【済む】

1. 残すところなく、すっかり終える、完了する。
2. あることを終えるのに、負担や被害などが想定していたものを下回る。
3. （「気が済む」の形で）不満などが治まる、満足する。
4. （打消しや反語の形で）解決する。得心する。申し訳ない気持ちがなくなる。

• (東京式) す​む [súꜜmù] (頭高型 – [1])
• IPA^(?): [sɨᵝmɯ̟ᵝ]
• (京阪式) すむ

• 他動詞: すます
• すまない
• すみません

• 英語: end, come to an end

すむ【澄む・清む】

1. 水などの液体が、混ざりものなどの濁りがなくなり、透明になる。又は濁りがなくなる。
2. 都会を離れた場所の空気が、混ざりものが無いように感じられる。
3. 雲がない。

• (東京式) す​む [súꜜmù] (頭高型 – [1])
• IPA^(?): [sɨᵝmɯ̟ᵝ]
• (京阪式) すむ

古典日本語「すむ」（澄む）

• 他動詞: すます

二拍動詞二類^(?)

• 連体形

  (平安時代)すむ

  (南北朝時代)すむ

  (室町時代)すむ

  (江戸時代)すむ

すむ【住む、棲む】

1. 住む、暮（く）らす。
2. 男（おとこ）が女（おんな）のもとへ通（かよ）う、結婚する。

すむ【澄む、清む】

1. （液体が）澄む、透明になる。
2. 清（きよ）らかになる。
3. 響（ひび）き渡（わた）る。
4. 垢（あか）抜（ぬ）けている、上品である、洗練される。
5. 心（こころ）がすっきりする。
6. 清音である。