余分
餘分 も参照。
日本語
編集この単語の漢字 | |
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余 | 分 |
よ 第五学年 |
ぶん 第二学年 |
音読み | 音読み |
発音
編集名詞
編集- 余り。
- プラトンの例にみる如く、政治への熱情やみがたく、革命運動に参画し失敗、奴隷に売られ、その身代金の余分でアカデメイアという彼の学園をつくって、完全に政治より遊離して、理想の国を夢みて一生を終ったのである。(中井正一『知識と政治との遊離』)
- より多いこと。
- 菖蒲湯又は柚湯の日には、湯屋の番台に白木の三宝を据えてあって、客は湯銭を半紙にひねって三宝の上に置いて這入る。それを呼んで「おひねり」という。即ち菖蒲や柚の費用にあてる為に、規定の湯銭よりは一銭でも二銭でも余分の銭を包むのである。花柳界に近い湯屋などは、この「おひねり」の収入がなかなか多かった。芸妓などは奮発して、五銭も十銭も余分に包むからである。(岡本綺堂『明治時代の湯屋』)
- 必要以上に多いこと。
- 文章は本来いくら書いても言い足りないもので、むしろズバリと一言で言ってのけ、余分のところをケズリ取ってしまう方が、却って言い足り、スッキリするものだ。(坂口安吾『「刺青殺人事件」を評す』)
対義語
編集関連語
編集翻訳
編集形容動詞
編集活用と結合例