RKB×三井松島レディス
RKB×三井松島レディス(アール・ケー・ビーみついまつしまレディス)は、毎年5月第2週から第3週にかけてRKB毎日放送の主催、三井松島ホールディングスの特別協賛により行われている日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)公認の女子プロゴルフトーナメントの一つである。2021年現在、賞金総額1億2000万円、優勝賞金2160万円[1]。
RKB×三井松島レディス | |
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トーナメント情報 | |
創設 | 2000年(ヴァーナルカップRKBレディースとして) |
開催地 |
福岡県福岡市(2012年-) 福岡県朝倉市(2000年-2011年) |
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福岡カンツリー倶楽部和白コース(2012年 - ) 福岡センチュリーゴルフ倶楽部(2000年 - 2011年) | |
基準打数 | Par72(2022年)[1] |
ヤーデージ | 6,305ヤード (5,765 m)(2024年)[1] |
主催 | RKB毎日放送株式会社 |
ツアー | 日本女子プロゴルフ協会 |
競技方法 | ストロークプレー |
賞金総額 | 1億2000万円(2023年)[1] |
開催月 | 5月 |
最高記録 | |
最少打数 | 203 宮里藍(2005年) |
通算スコア | -13 同上 |
最新優勝者 | |
岩井千怜(2024年) |
概要
編集本大会は2000年から毎年開催されており、2000年から2009年までは化粧品の通信販売などを手がけるヴァーナルの特別協賛により「ヴァーナルレディース」(開始年の2000年は「ヴァーナルカップRKBレディース」)、2010年から2012年までは大分県臼杵市に本社を置く醸造メーカー・フンドーキン醬油の特別協賛により「フンドーキンレディース」として行われており、2013年から2022年まではほけんの窓口グループの特別協賛「ほけんの窓口レディース」として行われていた。2020年は新型コロナウイルス感染拡大のため中止となった[2]。
大会の会場は2000年から2011年までは福岡県朝倉市(旧・甘木市)にある福岡センチュリーゴルフ倶楽部で行われていたが、2011年6月に民事再生法を申請し[3][注 1]試合の開催が困難になったため、翌2012年からは福岡市東区にある福岡カンツリー倶楽部和白(わじろ)コースで開催されることになった[5]。
歴代優勝者
編集ヴァーナルカップRKBレディース | |||||
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開催回 | 開催年 | 優勝者名 | スコア | 備考 | |
第1回 | 2000年 | 不動裕理 | -4 | ||
ヴァーナルレディース | |||||
開催回 | 開催年 | 優勝者名 | スコア | 備考 | |
第2回 | 2001年 | 塩谷育代 | EVEN | 那須美根子とのプレーオフを制す | |
第3回 | 2002年 | 久保樹乃 | -3 | 木村敏美、山崎礼奈とのプレーオフを制す | |
第4回 | 2003年 | 具玉姫 | -6 | ||
第5回 | 2004年 | 不動裕理 | -2 | 今大会2勝目 | |
第6回 | 2005年 | 宮里藍 | -13 | ||
第7回 | 2006年 | 李知姫 | -12 | ||
第8回 | 2007年 | 全美貞 | -8 | 不動裕理とのプレーオフを制し、3週連続優勝を果たす | |
第9回 | 2008年 | 任恩娥 | -7 | 3日間完全優勝で日本ツアー初制覇を果たす | |
第10回 | 2009年 | 斉藤裕子 | -5 | 41歳、シード最年長選手が5年ぶりのツアー制覇 | |
フンドーキンレディース | |||||
開催回 | 開催年 | 優勝者名 | スコア | 備考 | |
第11回 | 2010年 | 横峯さくら | -9 | ||
第12回 | 2011年 | 佐伯三貴 | -8 | ||
第13回 | 2012年 | 朴仁妃 | -9 | この年から開催コース変更 | |
ほけんの窓口レディース | |||||
開催回 | 開催年 | 優勝者名 | スコア | 備考 | |
第14回 | 2013年 | オナリン・サタヤバンポット | -6 | タイ国籍の選手としては史上初のJLPGAツアー優勝 | |
第15回 | 2014年 | イ・ボミ | -9 | 大会連覇 | |
第16回 | 2015年 | -10 | |||
第17回 | 2016年 | 申智愛[6] | -10 | ||
第18回 | 2017年 | 鈴木愛 | -7 [7] | 大会連覇 | |
第19回 | 2018年 | -8 [8] | |||
第20回 | 2019年 | イ・ミニョン | -10[9] | ||
第21回 | 2021年 | 大里桃子 | –9 | 一般非公開、悪天候で36ホールに短縮 ささきしょうことのプレーオフ[10]。 | |
第22回 | 2022年 | 渡邉彩香[11] | –11 | 高橋彩華とのプレーオフ[12] | |
RKB×三井松島レディース | |||||
開催回 | 開催年 | 優勝者名 | スコア | 備考 | |
第23回 | 2023年 | 岩井千怜 | –11 | 山下美夢有、岩井明愛[注 2]とのプレーオフ[13] | |
第24回 | 2024年 | 岩井千怜 (2) | –12 | 荒天の為決勝ラウンドは27位タイ迄の36名進出セカンドカット実施、大会史上3人目の大会連覇[14] |
賞金総額の推移
編集※前身の「ヴァーナルレディース」、前々身「ヴァーナルカップRKBレディース」も含む
- 第1回(2000年):8000万円(優勝賞金1440万円)
- 第2回(2001年) - 第5回(2004年):1億円(優勝賞金1800万円)
- 第6回(2005年) - 第9回(2008年):1億2000万円(優勝賞金2160万円)
- 第10回(2009年):1億円(優勝賞金1800万円)
- 第11回(2010年) - 第13回(2012年):8000万円(優勝賞金1440万円)
- 第14回(2013年) - 第20回(2019年)現在:1億2000万円(優勝賞金2160万円)[9]
TV放送
編集- RKB毎日放送を制作局として、TBS系列で録画放送されている。2004年までは九州ブロックのみの放送であったが、2005年より全国ネットに昇格した(最終日のみ放送。ただし一部ネットを行わない局あり)。なおRKBではここ数年、大会前の告知CMにおいて、セリーヌ・ディオンの「That's the way it is」がテーマソングとして使用されていた。
- 「ほけんの窓口レディース」改題後、2日目はTBS・毎日放送・CBCテレビ・北海道放送・中国放送は16:00からの放送、最終日は28局フルネットになる。
- 2020年は最終日の予定だった5月17日にRKBテレビ(福岡ローカル)で特別篇(14:00 - )を放送。他ネット局は編成の都合で放送されなかった[注 3]。
その他
編集- フンドーキンの冠協賛は2012年で終了したが、2013年からは同名の「フンドーキンレディース」が、JLPGAの下位ツアーであるステップ・アップ・ツアーとして、JLPGAとフンドーキン醬油の共催により同社の本社がある大分県臼杵市で開催されている[15]。
- RKBが運営に携わるゴルフトーナメントとしては他に、ニンジニアネットワークが特別協賛を務めるステップ・アップ・ツアーのトーナメント「ラシンク・ニンジニア RKBレディース」があり[注 4]、JLPGAとRKBの共催で、福岡県糸島市にて開催されている。
脚注
編集注釈
編集- ^ その後民事再生手続きが完了したため、2021年現在は新規に設立された法人により運営されている[4]。
- ^ 2023年大会では岩井明愛・千怜姉妹による日本女子プロゴルフ史上初の姉妹でのプレーオフ出場でもあった。
- ^ TBSでは同時間帯に『凪のお暇』の集中再放送を放送した(16日・17日の14:00 - 16:54)。
- ^ 2019年は「rashink×RE SYU RYU/RKBレディース」名称で開催
出典
編集- ^ a b c d 日本女子プロゴルフ協会
- ^ 『「ほけんの窓口レディース」開催中止について』(プレスリリース)RKB毎日放送、一般社団法人日本女子プロゴルフ協会、2020年4月13日 。2020年4月13日閲覧。
- ^ 東京商工リサーチ・倒産速報(2011年6月28日付)
- ^ “名門復活 福岡センチュリーGC コロナ禍でも入場者1.5倍増”. Sponichi Annex. スポーツニッポン新聞社. (2021年1月28日) 2021年1月28日閲覧。
- ^ 2012年度 賞金ランキング対象トーナメント Archived 2011年12月15日, at the Wayback Machine. - 日本女子プロゴルフ協会 2011年12月14日閲覧
- ^ “申ジエが逆転で今季初勝利 イ・ボミは3連覇逃す”. ゴルフダイジェスト・オンライン. (2016年5月15日) 2016年5月15日閲覧。
- ^ “鈴木愛が通算4勝目 通算7アンダーで逃げ切る”. 日刊スポーツ. (2017年5月14日) 2017年5月14日閲覧。
- ^ “鈴木愛が今季3勝目 18番バーディーで決着”. 日刊スポーツ. (2018年5月13日) 2018年5月13日閲覧。
- ^ a b “イ・ミニョンがツアー通算4勝目 上田桃子は1打及ばず2位”. Sponichi Annex. スポーツニッポン新聞社. (2019年5月19日) 2019年5月20日閲覧。
- ^ “大里桃子“三度目の正直”V 「最っ高にうれしい」高橋彩華らの祝福に涙”. 日刊スポーツ. (2021年5月16日) 2021年5月16日閲覧。
- ^ 女子ゴルフ、渡辺彩香が今季初優勝 ツアー通算5勝目
- ^ 『2022 ほけんの窓口レディース』日本女子プロゴルフ協会、2022年5月15日閲覧
- ^ 岩井千怜が今季初V 双子の姉・明愛、山下美夢有とのPO制す、2023年5月14日閲覧
- ^ 岩井千怜が大会記録で初連覇「母の日に最高のプレゼント」 年間ポイントレースも1位浮上2024年5月12日閲覧
- ^ 臼杵で来月女子プロゴルフツアー[リンク切れ] - 読売新聞 2013年9月18日
参考
編集- 日本女子プロゴルフ協会 ヴァーナルレディース[リンク切れ]