I do, You do
『I do, You do あなたらしく、わたしらしく』(あいどぅ、ゆうどぅ - )は、1983年10月[1]に発表された太田裕美の17枚目のオリジナルアルバム。発売元はCBS・ソニー。
『I do, You do あなたらしく、わたしらしく』 | ||||
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太田裕美 の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
ジャンル | ニューミュージック、テクノ歌謡 | |||
レーベル | CBS・ソニー | |||
太田裕美 アルバム 年表 | ||||
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『I do, You do あなたらしく、わたしらしく』収録のシングル | ||||
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解説
編集同年3月21日にリリースされた前作の『Far East』に続き、のちに夫となる音楽プロデューサーの福岡智彦がディレクターとして参加した。
本作では、作詞家として駆け出し時代の銀色夏生が起用された。銀色夏生は、本作では「山本みき子」名義を使用しているが、次作の『TAMATEBAKO』と『雨の音が聞こえる』では「山元みき子」名義を使用している。
編曲には『Far East』に引き続き大村雅朗を迎えた。また本作では川島裕二や、福岡がデビューさせたチャクラのリーダーだった板倉文などが作曲・編曲で参加。下田逸郎とのコンビによる「ロンリィ・ピーポー」シリーズも2曲収録している。
ニューヨーク留学からの帰国後に発表した前作『Far East』のB面「Tokyo Side」を発展させ、1980年代に流行したオリエンタル・サウンドを採り入れた作品[2]。前作に続きニュー・ウェイヴ路線を推し進め、さらに思い切ったテクノ歌謡的サウンドで「『木綿のハンカチーフ』の太田裕美」のイメージを覆して新境地を拓いた。この路線は次作の『TAMATEBAKO』にも引き継がれることとなる。
福岡の影響によるテクノ路線への転換に対しては、従来のファンからは賛否両論もあったが[3]、シングルカットされた『満月の夜 君んちへ行ったよ』が有線放送などで流れたこともあり、1980年代のYMOブームに代表されるテクノ・ポップの流行下で新規ファン層を獲得することにも成功した。
アルバムジャケットは、オレンジ色基調の背景に「I do, You do」の大きな黄色い文字が躍り、当時流行したDCブランド風の衣装をまとった太田がポーズを取るという、明るくポップなイメージのデザインとなっている。
収録曲
編集- 満月の夜 君んちへ行ったよ
- 葉桜のハイウェイ
- お墓通りあたり
- 作詞:山本みき子/作曲:太田裕美/編曲:大村雅朗
- シングル『満月の夜 君んちへ行ったよ』のB面曲。
- ガラスの週末
- 作詞:山元みき子/作曲:板倉文/編曲:大村雅朗
- こ・こ・に・い・る・よ
- 作詞:山本みき子/作曲:太田裕美/編曲:大村雅朗
- 移り気なマイ・ボーイ
- 作詞:山本みき子/作曲:太田裕美/編曲:大村雅朗
- パスしな!
- ロンリィ・ピーポーIII
- 作詞:下田逸郎/作曲:太田裕美/編曲:板倉文
- ロンリィ・ピーポーII
- 33回転のパーティー
- 作詞:山本みき子/作曲・編曲:板倉文
脚注
編集- ^ I do,You do あなたらしく、わたしらしく - レコチョク
- ^ a b I do,You do あなたらしく、わたしらしく - ソニー・ミュージックエンタテインメント
- ^ TAMATEBAKO - ソニー・ミュージックエンタテインメント