[go: up one dir, main page]

diorama

米津玄師のスタジオ・アルバム

diorama』(ジオラマ)は、2012年5月16日にリリースされた、日本ミュージシャン米津玄師の1枚目のオリジナルアルバム。発売元はインディーズレーベルのBALLOOM。ハチの名義を用いてボーカロイドで楽曲制作を行ってきた米津にとって、本人名義でのデビュー作である。

『diorama』
米津玄師スタジオ・アルバム
リリース
録音 2010年 - 2012年
ジャンル J-POP
オルタナティヴ・ロック
時間
レーベル BALLOOM
プロデュース 米津玄師
チャート最高順位

オリコン

  • 週間6位

Billboard Japan Hot Albums

  • 2018年度年間89位
  • 2019年度年間90位
米津玄師 アルバム 年表
【ハチ名義】
OFFICIAL ORANGE
2010年
diorama
(2012年)
YANKEE
2014年
EANコード
EAN 4571192983229
(DGLA-10016)
EAN 4543034046492
(リイシュー盤・DDCZ-2163)
ミュージックビデオ
「ゴーゴー幽霊船」 - YouTube
「vivi」 - YouTube
「恋と病熱」 - YouTube
テンプレートを表示
映像外部リンク
『diorama』 クロスフェード

背景とリリース

編集

米津はハチとしてボーカロイドを用い、主にニコニコ動画において多数の楽曲を発表してきた。「結ンデ開イテ羅刹ト骸」「マトリョシカ」「パンダヒーロー」を始めとする楽曲は息の長い人気を得ていたが、初音ミクポップ・アイコンたる性質に人気を依存している状況から脱するために、ボーカロイドを封印した本作「diorama」が制作されるに至った[1]

アルバムタイトル「diorama」とは、立体模型を表すフランス語をルーツに持つ外来語である。アルバムのジャケットワーク、イメージイラスト、ミュージックビデオのイラストレーションなどのビジュアルデザインは米津が自ら手がけており、すべてが一貫してシャープペンシルのみで描かれている[2]。ジャケットワークには、背中に一つの町を乗せたナマズが描かれており、これは江戸時代のナマズ画から踏襲されている[3]

また、ギター・ベース・ドラム・キーボードといった楽器を米津1人で演奏しミックスしたものとなっている。

収録曲全てが本作の書き下ろしであり、ミュージックビデオも「ゴーゴー幽霊船」「vivi」「恋と病熱」はすべてイラスト動画としてリリースされた。「ゴーゴー幽霊船」は2012年3月21日iTunesで発売された。[4]「vivi」はDWANGOで2012年4月26日限定で着うたフルとして配信された。[5]

DVDが付属しており、「恋と病熱」のアニメーションミュージックビデオが収録されている。

2020年8月5日、各定額制音楽配信サービスにて配信が開始された[6]

収録曲

編集
CD
全作詞・作曲・編曲: 米津玄師。
#タイトル作詞作曲・編曲時間
1.「街」米津玄師米津玄師
2.「ゴーゴー幽霊船」米津玄師米津玄師
3.「駄菓子屋商売」米津玄師米津玄師
4.「caribou」米津玄師米津玄師
5.「あめふり婦人」米津玄師米津玄師
6.「ディスコバルーン」米津玄師米津玄師
7.「vivi」米津玄師米津玄師
8.「トイパトリオット」米津玄師米津玄師
9.「恋と病熱」米津玄師米津玄師
10.「Black Sheep」米津玄師米津玄師
11.「乾涸びたバスひとつ」米津玄師米津玄師
12.「首なし閑古鳥」米津玄師米津玄師
13.「心像放映」米津玄師米津玄師
14.「抄本」米津玄師米津玄師
合計時間:
DVD
#タイトル作詞作曲・編曲時間
1.「恋と病熱」(ミュージックビデオ)  

チャート

編集
チャート 最高順位
Billboard JAPANインディーズ・アルバム&シングル・セールス・チャート「Top Independent Albums and Singles」[7] 1
オリコン週間アルバムチャート[8] 6
オリコン月間アルバムチャート 10

クレジット

編集
  • 飴尾 – ディレクター「恋と病熱」のPV
  • うつした – ディレクター「恋と病熱」のPV
  • gaph – アートディレクション、デザイン
  • タスク – ディレクター「恋と病熱」のPV
  • 滝口“Tucky”博達 – マスタリングエンジニア
  • チョボ六 – ディレクター「恋と病熱」のPV
  • 米津玄師 – 楽器・歌詞・作曲・アレンジ・イラスト(ブックレット・PV「ゴーゴー幽霊船」「vivi」)・ミックス・ヴォーカル

[9]

発売日一覧

編集
国/地域 リリース日 規格 ラベル コード
日本 2012年5月16日 (2012-05-16) CD+DVD Balloom DGLA-10016/B
2012年6月2日 (2012-06-02)[10] レンタルCD+DVD
世界 2012年6月8日 (2012-06-08)[11] 音楽配信
日本 2017年7月5日 (2017-07-05) CD REISSUE RECORDS DDCZ-2163

脚注

編集

出典

編集
  1. ^ “米津玄師 インタビュー”. HMV&BOOKS onlineニュース (Lawson Entertainment). (2012年5月9日). https://www.hmv.co.jp/news/article/1205090012/ 2018年11月17日閲覧。 
  2. ^ “米津玄師1stアルバム「diorama」インタビュー”. 音楽ナタリー (ナターシャ). https://natalie.mu/music/pp/yonezukenshi/page/2 2018年11月16日閲覧。 
  3. ^ “米津玄師『diorama』”. TOWER RECORDS ONLINE (Tower Records Japan). (2010年5月5日). https://tower.jp/article/interview/2012/05/05/TOWER342-2 2018年11月17日閲覧。 
  4. ^ ゴーゴー幽霊船 - Single”. iTunes. 2013年10月6日閲覧。
  5. ^ 4/26限定!米津玄師プレゼント企画”. Nico Nico Info. Excite News (2012年4月26日). 2013年9月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。September 27, 2013 2013年10月6日閲覧。
  6. ^ “米津玄師、サブスク解禁! ハチ名義の作品を含む全楽曲が聴き放題に”. PHILE WEB. (2020年8月5日). https://www.phileweb.com/sp/news/hobby/202008/05/3565.html 2020年8月5日閲覧。 
  7. ^ Top Independent Albums and Singles” (Japanese). Billboard Japan (May 28, 2012). 2013年10月6日閲覧。
  8. ^ 「diorama」 米津玄師”. Oricon. 2013年10月6日閲覧。
  9. ^ 『diorama』(ブックレット)米津玄師、BALLOOM、東京、2012年。 
  10. ^ diorama/米津玄師”. TSUTAYA. 2013年10月6日閲覧。
  11. ^ 米津玄師アルバム「diorama」iTSで世界配信スタート”. ナタリー (2012年6月8日). 2013年10月6日閲覧。