Affliction: Banned
Affliction: Banned(アフリクション:バンド)は、アメリカ合衆国の総合格闘技団体「Affliction」の大会の一つ。2008年7月19日、カリフォルニア州アナハイムのホンダセンターで開催された。
Affliction: Banned | ||
---|---|---|
イベント詳細 | ||
シリーズ | Affliction | |
主催 | アフリクション・クロージング Adrenaline MMA | |
開催年月日 | 2008年7月19日 | |
開催地 | アメリカ合衆国 カリフォルニア州アナハイム | |
会場 | ホンダセンター | |
開始時刻 | 午後6時(PT) / 午後9時(ET) | |
試合数 | 全10試合 | |
放送局 | The Fight Network FOXスポーツネット | |
入場者数 | 14,832人 | |
入場収益 | 2,085,510USドル | |
PPV購入数 | 100,000件[1] | |
イベント時系列 | ||
Affliction: Banned | Affliction: Day of Reckoning |
アパレルメーカー「アフリクション・クロージング」と総合格闘技団体「Adrenaline MMA」の共催で、大会名の「Affliction: Banned」は、Afflictionが総合格闘技ビジネスに進出したことにより、UFCで選手のアフリクション製のTシャツの着用が禁じられたことを受けて、それに対する皮肉を表現したものである[2]。
メインイベントではPRIDEヘビー級王者エメリヤーエンコ・ヒョードルと元UFC世界ヘビー級王者ティム・シルビアによる、世界初の総合格闘技の統一タイトルである初代WAMMA世界ヘビー級王座決定戦が行われた。
大会概要
編集2008年5月20日にカリフォルニア州センチュリーシティで開催が発表された。開催発表後も出場予定選手が頻繁に入れ替わり、出場が予定されていたエメリヤーエンコ・アレキサンダー、ヴァーノン・"タイガー"・ホワイト[3]、ブレット・クーパー、パトリック・スペイト、ジャスティン・レヴェンス、レイ・リザーマはいずれも欠場となり、最終的には全10カードによる開催となった。また、当初プレリミナリィカードとして予定されていたヤング対ホーミニックのフェザー級戦はメインカードに入れ替わった。
その他、UFCが対抗策として同日に無料放送の大会「UFC Fight Night: Silva vs. Irvin」の開催をぶつけたため、両者の鍔迫り合いが議論を呼んだ[4]。
メインイベントではエメリヤーエンコ・ヒョードルがティム・シルビアを開始36秒で下し、初代WAMMA世界ヘビー級王座を獲得した。第8試合ではジョシュ・バーネットが約7年半振りの再戦でペドロ・ヒーゾをKOで破り、リベンジを果たした。
その他、リングアナウンサーをマイケル・バッファーが担当し、第2試合・第7試合終了後のインターバルではロックバンドのメガデスがライブを行った[5][6]。
放送など
編集メインカードは全てThe Fight NetworkによるPPV放送のみであるが、プレリミナリィカードは全試合FOXスポーツネットによって無料放送された。
ヒョードル、バーネットら日本でもなじみの深いファイターが多数参戦していることもあり、同年7月25日よりDMM.comで日本向けに有料配信された。
試合結果
編集プレリミナリィカード
編集- 第1試合 ヘビー級 5分3R
- ○ ポール・ブエンテロ vs. ゲーリー・グッドリッジ ×
- 3R終了 判定3-0(30-27、29-28、30-27)
- 第2試合 ミドル級 5分3R
- ○ ビクトー・ベウフォート vs. テリー・マーティン ×
- 2R 3:12 KO(スタンドパンチ連打)
- 第3試合 ウェルター級 5分3R
- ○ マイク・パイル vs. JJ・アンブローズ ×
- 1R 2:51 チョークスリーパー
- 第4試合 ライトヘビー級 5分3R
- ○ アントニオ・ホジェリオ・ノゲイラ vs. エドウィン・デューウィーズ ×
- 1R 4:06 TKO(レフェリーストップ:パウンド)
メインカード
編集- 第5試合 ミドル級 5分3R
- ○ マット・リンドランド vs. ファビオ・"ネガォン"・ナシメント ×
- 3R終了 判定3-0(30-27、30-26、30-27)
- 第6試合 ライトヘビー級 5分3R
- ○ レナート・ババル vs. マイク・ホワイトヘッド ×
- 3R終了 判定3-0(30-27、30-27、30-27)
- 第7試合 フェザー級 5分3R
- ○ マーク・ホーミニック vs. サヴァン・ヤング ×
- 2R 4:25 腕ひしぎ十字固め
- 第8試合 ヘビー級 5分3R
- ○ ジョシュ・バーネット vs. ペドロ・ヒーゾ ×
- 2R 1:44 KO(左フック)
- 第9試合 ヘビー級 5分3R
- ○ アンドレイ・アルロフスキー vs. ベン・ロズウェル ×
- 3R 1:13 KO(スタンドパンチ連打)
- 第10試合 WAMMA世界ヘビー級王座決定戦 5分5R
- ○ エメリヤーエンコ・ヒョードル vs. ティム・シルビア ×
- 1R 0:36 チョークスリーパー
- ※ヒョードルが王座獲得に成功。
脚注
編集- ^ Pay-per-view MMAPayout
- ^ 米国新大会旗揚げ。ヒョードル×シルビアがメイン BoutReview 2008年5月23日
- ^ Tom Hamlin - TIGER WHITE OFF AFFLICTION CARD (UPDATED) MMAWEEKLY 2008年6月26日
- ^ Jake Rossen - Affliction vs. UFC, Round 1 SHERDOG 2008年7月14日
- ^ [1](第2試合終了後のライブ)kamipro.com公式サイト
- ^ [2](第7試合終了後のライブ)kamipro.com公式サイト