貢茶
貢茶(ゴンチャ、Gong Cha)は、台湾・高雄市を拠点とする、台湾茶の専門チェーン店。
種類 | 株式会社 |
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本社所在地 |
台湾 高雄市左営区華夏路1685号[1] |
設立 | 2006年[1] |
業種 | 飲食業 |
事業内容 | カフェ |
従業員数 | 70人[1] |
外部リンク | http://www.gongcha.com.tw/ |
貢茶 | |
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各種表記 | |
繁体字: | 貢茶 |
簡体字: | 贡茶 |
拼音: | Gòngchá |
閩南語白話字: | Kòng-tê |
日本語漢音読み: | こうちゃ |
日本語慣用読み: | ゴンチャ |
英文: | Gong Cha |
概要
編集2006年に呉振華によって創業[2]。アジアを中心に店舗展開を行っており、世界中に1100店舗以上(2019年11月現在)を構えている[3]。「貢茶」という店名は唐時代の中国において時の皇帝に最高品質の茶を献上するしきたりに由来している[4][5]。
主にストレートティーやミルクティーといったティードリンクを中心に提供しており[6]、各ドリンクの甘さや氷の量、トッピングを選べるカスタマイズ方式を取り入れている[7]。また、国によってはコーヒーや軽食も提供している[8][9]。
グローバル本社の貢茶國際股份有限公司は2017年1月に、韓国法人のゴンチャ・コリアによって買収され、同社は本社株式の70%を保有していたが[10][11][12][13]、2019年8月にアメリカの投資会社TAアソシエイツが株式を取得し、傘下に収めている[14][15]。同年9月、TAアソシエイツは貢茶に対する戦略的成長投資を行うことを発表した[16]。
展開している国と地域
編集現在、以下の国と地域において店舗を展開している[17]。
北米
編集アジア
編集- 台湾
- 中国 ※国内では「四云奶盖貢茶」の名前で運営されている[18]。
- シンガポール ※2017年6月に一度撤退したのち[注釈 1]、12月に旗艦店が新たにオープンしている[19][20]。
- 日本
- 韓国
- ミャンマー
- ベトナム
- フィリピン
- ブルネイ
- インドネシア
- マレーシア
ヨーロッパ
編集オセアニア
編集かつて展開していた国
編集現地でカフェを展開するブラウンコーヒー(Brown Coffee)によるフランチャイズ経営が行われていたが、2016年6月に現地の全5店舗が閉店した[注釈 2][21][22]。
日本での展開
編集種類 | 株式会社 |
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本社所在地 |
日本 〒105−0004 東京都港区新橋4−11−1 A-PLACE新橋6F |
設立 | 2015年3月25日[3] |
業種 | 飲食業 |
事業内容 | 日本における「貢茶(Gong cha)」チェーン店の運営 |
代表者 | 角田淳(代表取締役社長) |
資本金 | 2億50万円[3] |
主要株主 | TAアソシエイツ(100%)[23] |
外部リンク | https://www.gongcha.co.jp/ |
日本では株式会社ゴンチャ ジャパンによって店舗運営がなされており、都内を中心に113店舗が展開されている[23]。
メニューに関しては台湾茶専門店であることを打ち出すため、進出当初はティードリンクのみが提供されていた[24]。
2019年11月26日、TAアソシエイツがゴンチャ・コリアから株式を取得したことにより、新たにゴンチャ ジャパンの筆頭株主となった。それに伴い、12月1日付で原田泳幸が前任の葛目良輔に代わり同社の社長に就任。原田はこの他、代表取締役会長およびCEOにも就任している[23][25]。
2021年2月24日付で原田泳幸が会長兼社長兼CEOを辞任[26]、新代表取締役社長に前田仁志が就任した[27]。
その後、2021年10月25日付で前田仁志は取締役CFOとなり、新たに角田淳が代表取締役社長兼 CEOに就任した[28]。
日本で提供されているメニュー
編集※公式サイトを参考[29]。
ドリンク
編集- ストレートティー - ブラックティー、ウーロンティー、阿里山ウーロンティー、アールグレイティーのグランドメニュー4種類に加え、「季節のおすすめティー」と題してベルガモットルイボスティーなどを販売している。
- ミルクティー - 上記6種類のティーに加え、抹茶、焙じ茶といった日本茶ミルクティーや、チャイミルクティーなどを販売している。
- 黒糖ミルクティー
- ティーエード(フルーツティー)
- フルーツビネガー - 美酢を使用したドリンク。ミルクとソーダの2種類を販売している。
- その他 - チョコレートミルクやタロミルクなど。
- キッズメニュー
スイーツ
編集店舗により取扱商品が異なる。
- パイナップルケーキ
- チョコサンドクッキー(アールグレイレモンティー、いちご杏仁)
- 胡椒餅
- エッグタルト(プレーン、カラメル)
- マンゴーフィナンシェ
- ピスタチオケーキ あまおういちご
- 叉焼メロンパン
- Sugarドーナッツ
テレビ番組
編集- 日経スペシャル カンブリア宮殿 快進撃のカフェチェーン 熱烈ファン殺到!常識破りの店づくり(2024年8月22日、テレビ東京)- 出演:ゴンチャ ジャパン 社長 角田淳[30]。
報道
編集DEHP混入疑惑
編集2011年5月、台湾で人体に有害な可塑剤であるDEHPが多数の飲料製品から発見されたことが報じられ[31]、その影響を受けてか、香港・銅鑼湾にある貢茶の店舗は売り上げがおよそ30%減少するという事態に陥った[32]。貢茶本社はこれに対処するため、台湾産の原材料の検査を実施するなどの措置を講じ、検査結果が発表されるまで、該当する特定のドリンクの販売を同店舗で中止することを決定した[33]。後日、貢茶本社はウェブサイトにて、該当のドリンクにDEHPは含まれていないとする検査結果を公開した[34][35]。
模倣店
編集2018年7月、ニュースサイト『香港01』が貢茶の模倣店であるとされる店舗に取材を行った記事を発表した。同記事によると、記者が当時店舗にいた店主とおぼしき男に貢茶本社との関係や模倣店と言われていることについて尋ねたところ、男はそれに答えることなく、その場から走り去っていったという。のちに記者の問い合わせに対し貢茶本社は、該当の店舗が模倣店であるとする報告を受けていると回答した[36]。その後香港01が発表した記事で、この店舗が名前を変えて営業を再開しようとしていることが明らかとなった[37]。
脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ a b c 貢茶國際股份有限公司104人力銀行、2019年3月31日閲覧。
- ^ 「ビジネスチャンス 2017年6月号」にて、弊社フランチャイズ事業が紹介されました (PDF) ゴンチャジャパン、2019年3月31日閲覧。
- ^ a b c 会社概要ゴンチャ ジャパン、2019年11月30日閲覧。
- ^ “台湾ティー専門店「ゴンチャ(貢茶)」日本進出 今夏1号店オープン”. Fashionsnap.com (2015年6月16日). 2019年3月31日閲覧。
- ^ “台湾ティー専門店「ゴンチャ」2015年原宿にオープン!”. All About (2015年9月17日). 2019年3月31日閲覧。
- ^ 好茶風貌貢茶國際股份有限公司、2019年3月31日閲覧。
- ^ “台湾発! 世界の「貢茶・ゴンチャ」で自分だけのドリンクをカスタマイズ”. LINEトラベルjp (2016年6月10日). 2019年3月31日閲覧。
- ^ MENUゴンチャマレーシア公式サイト、2019年11月30日閲覧。
- ^ 베이커리ゴンチャ韓国公式サイト、2019年11月30日閲覧。
- ^ “「貢茶」韓国法人、グローバル本社の買収へ”. NNA.ASIA (2016年4月19日). 2019年3月31日閲覧。
- ^ “공차코리아, 대만 본사 인수…한국브랜드 된다”. 네이버 뉴스 (2016年10月12日). 2019年3月31日閲覧。
- ^ “Gong Cha Korea to purchase its parent company in Taiwan”. The Korea Times (2016年10月12日). 2019年3月31日閲覧。
- ^ “GongCha Korea to acquire 70% stake in Taiwanese headquarters”. 매일경제 영문뉴스 펄스 (2016年10月12日). 2019年3月31日閲覧。
- ^ “Unison Capital reaps W279b from selling Gong Cha”. The Korea Herald (2019年8月30日). 2019年11月30日閲覧。
- ^ “「貢茶」の株主、韓国から米国ファンドに”. NNA.ASIA (2019年8月1日). 2019年11月30日閲覧。
- ^ “台湾ドリンクのゴンチャ・グループに投資=TAアソシエーツ〔BW〕”. 時事通信 (2019年9月2日). 2019年11月30日閲覧。
- ^ 全球貢茶貢茶國際股份有限公司、2019年11月30日閲覧。
- ^ 四云奶盖 - 漾漾好集团漾漾好集团、2019年11月30日閲覧。
- ^ “Goodbye Gong Cha, hello LiHo”. The Strait Times (2017年5月29日). 2019年3月31日閲覧。
- ^ “Crowds form as Gong Cha returns to Singapore”. Channel News Asia (2017年12月1日). 2019年3月31日閲覧。
- ^ “Gong Cha Shuts Down Operations in the Kingdom”. B2B Cambodia (2016年6月2日). 2019年3月31日閲覧。
- ^ “Brown Coffee Shutters Gong Cha Tea Shops”. The Cambodia Daily (2016年6月2日). 2019年3月31日閲覧。
- ^ a b c “ゴンチャ ジャパン/元「日本マクドナルドHD」CEO原田氏がCEOに就任”. 流通ニュース (2019年11月26日). 2019年11月30日閲覧。
- ^ “10回に1回、コーヒーチェーンから“浮気”してもらう 台湾ティーカフェ「ゴンチャ」快進撃の裏側”. NewsInsight (2018年9月5日). 2019年3月31日閲覧。
- ^ ゴンチャグループ株主の変更、および弊社主要役員人事のお知らせ (PDF) ゴンチャジャパン プレスリリース、2019年11月30日閲覧。
- ^ “タピオカの「ゴンチャ」 原田氏が辞任「一身上の都合」”. TBS NEWS. 2021年2月25日閲覧。
- ^ “原田泳幸氏、ゴンチャ日本もグローバルも辞任。"プロ経営者"幕引か。”. FOODRINK NEWS. 2021年3月12日閲覧。
- ^ “株式会社ゴンチャ ジャパン 代表取締役社長 兼 CEO就任のお知らせ”. プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES (2021年10月25日). 2023年9月28日閲覧。
- ^ メニューゴンチャ ジャパン、2023年9月28日閲覧。
- ^ 快進撃のカフェチェーン 熱烈ファン殺到!常識破りの店づくり - テレビ東京 2024年8月22日
- ^ “台飲品含致癌起雲劑”. 太陽報 (2011年5月25日). 2019年3月31日閲覧。
- ^ “「日出茶太」全線產品安全”. 新浪香港. 2011年6月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年3月31日閲覧。
- ^ “「貢茶」全線停售果汁飲品”. 東方日報 (2011年6月2日). 2019年3月31日閲覧。
- ^ “香港立德國際檢驗報告1-1”. 貢茶國際股份有限公司. 2015年4月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年3月31日閲覧。
- ^ “香港立德國際檢驗報告1-2”. 貢茶國際股份有限公司. 2015年4月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年3月31日閲覧。
- ^ “【有片.假的嗎?】記者試飲「山寨」貢茶 疑似店主狂奔拒回應”. 香港01 (2018年7月5日). 2019年3月31日閲覧。
- ^ “山寨「貢茶」店名一改再改! 新招牌終於無同人撞”. 香港01 (2018年7月12日). 2019年3月31日閲覧。
外部リンク
編集- 台湾公式サイト
- 日本公式サイト
- ゴンチャ (@gongcha_japan) - X(旧Twitter)
- ゴンチャ ジャパン (gongcha.japan) - Facebook
- Gongcha_Japan (@gongcha_japan) - Instagram