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谷口将隆

日本のプロボクサー

谷口 将隆(たにぐち まさたか、1994年1月19日 - )は、日本のプロボクサー。元WBO世界ミニマム級王者。ワタナベボクシングジム所属。

谷口 将隆
基本情報
本名 谷口 将隆
通称 MATADOR(マタドール)
階級 ライトフライ級
身長 162cm
リーチ 164cm
国籍 日本の旗 日本
誕生日 (1994-01-19) 1994年1月19日(30歳)
出身地 兵庫県神戸市
スタイルボクサーファイター
プロボクシング戦績
総試合数 23
勝ち 19
KO勝ち 13
敗け 4
引き分け 0
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来歴

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小学6年生で極真空手を始める。中学2年生で垂水フィットネスボクシングに入会しボクシングを始めた。

神戸第一高等学校インターハイでベスト8になる。龍谷大学では主将を務め、国体で準優勝を2度、全日本選手権で3位の成績を2度収めた。大学卒業後、ワタナベボクシングジムでプロデビュー。

2017年4月9日、エディオンアリーナ大阪小西伶弥と日本ミニマム級王座決定戦を行い、10回判定負けを喫し王座獲得に失敗した。

2017年11月13日、後楽園ホール小浦翼とOPBF東洋太平洋ミニマム級王座決定戦を行い、12回判定負けを喫し王座獲得に失敗した。

2017年12月31日、タイのバンコクでジョエル・リノとWBOアジアパシフィックミニマム級王座決定戦を行い、12回判定勝ちを収め王座獲得に成功した。

2019年2月26日、後楽園ホールでWBO世界ミニマム級王者ビック・サルダールと対戦し、12回判定負けで王座獲得に失敗した。

2020年12月3日、後楽園ホールで日本ミニマム級3位の佐宗緋月と日本ミニマム級王座決定戦を行い、10回37秒TKO勝ちを収め王座を獲得した[1]

2021年6月7日、後楽園ホールで日本ミニマム級1位の仲島辰郎と対戦し、5回1分35秒TKO勝ちを収め、初防衛に成功した[2]

2021年10月18日、日本ミニマム級王座を返上した[3]

2021年12月14日、両国国技館WBO世界ミニマム級王者のウィルフレド・メンデスプエルトリコ)と対戦し、11回1分8秒TKO勝ちを収め二度目の挑戦で王座を奪取した[4]

2022年4月22日、後楽園ホールでWBO世界ミニマム級5位の石澤開と2年7か月ぶりに再戦し、11回2分29秒TKO勝ちを収め初防衛に成功した。石澤は前日計量で体重超過を犯し計量失格となり、谷口が勝てば防衛、石澤が勝てば空位となる条件で試合が行われた[5]

2023年1月6日、エディオンアリーナ大阪でWBO世界ミニマム級2位メルビン・ジェルサレムフィリピン)と対戦し、2回TKO負けを喫し王座陥落した[6][7]

2023年8月5日、ライトフライ級に階級を上げ、後楽園ホールで元アジア三冠王者堀川謙一と対戦。5回に堀川の強烈なアッパーで顎を骨折し、苦戦を強いられるも、10回2-0の僅差の判定勝ちで再起戦を制した。[8]

2024年5月11日、韓国仁川のパラダイス・シティ・ホテルでジェイセバー・アブシードと対戦。4回中にローブローで減点されるものの、5回1分14秒TKO勝ちを収めた。

2024年10月13日、横浜武道館で行われたTREASURE BOXING7にて、元WBAミニマム級暫定王者のパイパロープ・ゴーキャットジムと111ポンド契約8回戦を行い、6回1分58秒KO勝利した[9]

人物

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  • 元野球少年で阪神タイガースのファン[10]
  • 現役ボクサーの傍ら、2023年3月20日に行われたDANGAN256よりABEMAボクシングチャンネルの解説者としても出演。

戦績

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  • アマチュアボクシング:74戦 55勝 (16KO) 19敗
  • プロボクシング:23戦 19勝 (13KO) 4敗
日付 勝敗 時間 内容 対戦相手 国籍 備考
1 2016年4月3日 1R 1:58 KO ペットサイファー・ルークメーラムポーイジム タイ王国の旗  タイ プロデビュー戦
2 2016年5月23日 1R 1:30 KO タウィーチャイ・オームアンチョン タイ王国の旗  タイ
3 2016年6月19日 2R 1:41 TKO ジェン・モラノ フィリピンの旗  フィリピン
4 2016年8月7日 4R 1:32 TKO トンチャイレック・チャイヨンジム タイ王国の旗  タイ
5 2016年10月13日 8R 判定
2-1
デクスター アリメント フィリピンの旗  フィリピン
6 2016年12月31日 6R 判定 3-0 ビセンテ・バウティスタ・ジュニア フィリピンの旗  フィリピン
7 2017年4月9日 10R 判定 0-2 小西伶弥真正 日本の旗  日本 日本ミニマム級王座決定戦
8 2017年6月27日 1R 終了 TKO ベンジー・バルトロメ フィリピンの旗  フィリピン
9 2017年7月30日 1R 2:05 TKO ナーヨレック・サイトーンジム タイ王国の旗  タイ
10 2017年11月13日 12R 判定 0-2 小浦翼E&Jカシアス 日本の旗  日本 OPBF東洋太平洋ミニマム級王座決定戦
11 2017年12月31日 3R 1:56 TKO パティパーン・プラジュアブスック タイ王国の旗  タイ
12 2018年2月8日 6R 2:16 負傷判定 3-0 レイマーク・タダイ フィリピンの旗  フィリピン
13 2018年11月13日 12R 判定 3-0 ジョエル・リノ フィリピンの旗  フィリピン WBOアジアパシフィックミニマム級王座決定戦
14 2019年2月26日 12R 判定 0-3 ビック・サルダール フィリピンの旗  フィリピン WBO世界ミニマム級タイトルマッチ
15 2019年9月21日 8R 判定 3-0 石澤開M.T 日本の旗  日本 日本ミニマム級挑戦者決定戦
16 2020年12月3日 10R 0:37 TKO 佐宗緋月(T&T) 日本の旗  日本 日本ミニマム級王座決定戦
17 2021年6月7日 5R 1:35 TKO 仲島辰郎(平仲) 日本の旗  日本 日本王座防衛1
18 2021年12月14日 11R 1:08 TKO ウィルフレド・メンデス プエルトリコの旗  プエルトリコ WBO世界ミニマム級タイトルマッチ
19 2022年4月22日 11R 2:29 TKO 石澤開(M.T) 日本の旗  日本 WBO防衛1
20 2023年1月6日 2R 1:04 TKO メルビン・ジェルサレム フィリピンの旗  フィリピン WBO陥落
21 2023年8月5日 10R 判定 2-0 堀川謙一(三迫) 日本の旗  日本
22 2024年5月11日 5R 1:14 TKO ジェイセバー・アブシード フィリピンの旗  フィリピン
23 2024年10月13日 6R 1:58 KO パイパロープ・ゴーキャットジム タイ王国の旗  タイ
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獲得タイトル

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  • WBOアジアパシフィックミニマム級王座(防衛0=返上)
  • 第31代日本ミニマム級王座(防衛1=返上)
  • WBO世界ミニマム級王座(防衛1)

脚注

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  1. ^ WBO3位 谷口将隆が日本ミニマム級新王者 完勝ペースで最終回にストップ呼び込む Boxing News(ボクシングニュース)2020年12月3日
  2. ^ 谷口将隆が日本ミニマム級V1 世界挑戦は「いつでも大丈夫」 Boxing News(ボクシングニュース)2021年6月7日
  3. ^ WBOから対戦指令の谷口将隆 日本ミニマム級王座返上 Boxing News(ボクシングニュース)2021年10月18日
  4. ^ "谷口将隆が世界王座奪取! 2度目の世界挑戦で11回TKO勝ち「夢じゃないかな」". デイリースポーツ. 神戸新聞社. 14 December 2021. 2021年12月14日閲覧
  5. ^ 初防衛成功の谷口将隆、V2戦は「間隔空けたい」過酷な減量から「近い将来の転級も」渡辺会長”. 日刊スポーツ (2022年4月23日). 2022年4月23日閲覧。
  6. ^ 谷口将隆 悪夢の王座陥落…5年半ぶりの地元戦でジェルサエムに衝撃の初TKO負け”. スポニチ (2022年1月6日). 2023年1月6日閲覧。
  7. ^ Melvin Jerusalem Wins WBO Strawweight Title With Stunning 2nd Round Knockout of Masataka Taniguchi BOXING SCENE Jan 06, 2023
  8. ^ “元世界王者・谷口将隆が堀川謙一に判定勝ち アゴ骨折に耐えて転級初戦飾る”. スポーツ報知. (2023年8月5日). https://hochi.news/articles/20230805-OHT1T51159.html?page=1 2023年9月7日閲覧。 
  9. ^ 因縁の対決、京口紘人がパラスを制す 小國以載はまさかの初回TKO敗… Boxing News(ボクシングニュース)2024年10月14日
  10. ^ “WBO世界ミニマム級王者・谷口将隆が熱望!甲子園で始球式「甲子園の景色を見てみたい」”. デイリースポーツ online (株式会社デイリースポーツ). (2022年1月16日). https://www.daily.co.jp/ring/2022/01/16/0014988183.shtml 2022年12月14日閲覧。 

関連項目

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外部リンク

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空位
前タイトル保持者
田中教仁
第31代日本ミニマム級王者

2020年12月3日 - 2021年10月18日(返上)

空位
次タイトル獲得者
石澤開
前王者
ウィルフレド・メンデス
WBO世界ミニマム級王者

2021年12月14日 - 2023年1月6日

次王者
メルビン・ジェルサレム