虻ガ島
富山県氷見市沖にある島
虻ガ島[1][2][3][4][5][6](あぶがしま)は、富山県氷見市沖にある島。虻が島[7][8]、虻ヶ島、虻ケ島[9][10]とも。
虻ガ島 | |
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所在地 | 日本・富山県 |
所在海域 | 日本海・富山湾 |
座標 | 北緯36度55分54.8秒 東経137度2分26.6秒 / 北緯36.931889度 東経137.040722度座標: 北緯36度55分54.8秒 東経137度2分26.6秒 / 北緯36.931889度 東経137.040722度 |
面積 | 0.00135 km² |
海岸線長 | 0.44 km |
最高標高 | 4.5 m |
プロジェクト 地形 |
概要
編集富山県最大の島で、無人島である。氷見市姿の東の沖合い1.8kmに位置する[3]。2つの島から成り、北の島を男島またはタブノキ島、南の島を女島またはマツノキ島という[3][10]。かつては干潮時に2つの島が繋がることもあったが、現在は完全に分かれており、橋が架けられている。地質的には石灰質砂岩と砂質泥岩から成る。小さな島であるが、寒流と暖流の影響を受けるために、冷帯系植物であるエゾヒナノウスツボや温帯系植物であるハマウドなど[11]、南限・北限などを示すものが多く[3]、固有種も確認されていることから、1965年1月1日に「虻が島とその周辺」として県指定の名勝および天然記念物に指定された[8]。また、周辺部にも、海藻が204種類、ウミウシの仲間が155種類など、多様な生態系が確認されている。ただし、島および周辺半径200mの範囲では動植物の採取は禁じられている[12]。
江戸時代初期の慶長期には、高岡城の石垣の石切丁場(石材産地)となった[13]。
2010年までは毎年夏に島へ渡る遊覧船が運行されていたが、2011年からは運行されていない。
脚注
編集- ^ 国土地理院「2万5千分1地形図 虻ガ島」
- ^ ウォッちずおよび電子国土ポータル(電子国土基本図)
- ^ a b c d 日外アソシエーツ『島嶼大事典』
- ^ 昭文社『スーパーマップル 北陸道路地図』『ライトマップル 富山県道路地図』など
- ^ Mapion(ゼンリン)
- ^ MapFan Web(インクリメント・ピー)
- ^ 観光スポット 虻が島 富山県観光公式サイト とやま観光ナビ(2012年11月15日時点のアーカイブ)
- ^ a b 富山県指定文化財(2009年11月23日時点のアーカイブ)
- ^ 角川書店『角川日本地名大辞典 16 富山県』
- ^ a b 虻ケ島(あぶがしま)
- ^ 「虻が島の植生調べる 氷見・女良小6年生」北日本新聞2010年5月25日
- ^ 『ふるさとの文化見て歩きマップ 氷見の文化財』氷見市教育委員会教育総務課
- ^ 田上和彦「富山県高岡市高岡城跡詳細調査の成果について]」『中世城郭研究』第33号、中世城郭研究会、2019年7月31日、193, 195頁、ISSN 0914-3203、2020年12月21日閲覧。 - 第35回 全国城郭研究者セミナー(2018年8月4日開催、中世城郭研究会主催)における同タイトルの報告を活字化したもの。