編集者
職業のひとつ
編集者(へんしゅうしゃ)は、本(書籍・雑誌)や新聞などの刊行物や論文などの内容を編集する者である。歴史書や教科書を発行する出版社(例えば三省堂)では、「編集」ではなく「編修」と表記する場合もある。
実際は、「編集者」と呼ばれる役職は2つある。1つは、著作的な編集を行う人である。著者表示で「著」などと並んで「編」「edited by」「ed.」などとなっている人物である。編纂者・編者(編著者)に同じ。
編集実務の担当者
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もう一つは、出版社や編集プロダクションなどの職場あるいはフリーなどの職業形態における編集実務担当者である。
書籍の編集者の場合、著者が本の「あとがき」などで謝意を表するような場合を除いて、一般的に自分が編集した本に自身の名前が記されることはなく(ただし、徳間書店のように編集者名を必ず記載する方針の出版社も、少数ながら存在する[注釈 1])、たとえ著者からの謝意を表す文章で編集者の姓名が「あとがき」等に記載されていたとしても、本の書誌事項として登録される公的なものではない。いわば匿名性の中で仕事を進めていくのが、編集者の仕事の特質の一つである。しかし、編集者のなかには、「スーパーエディター」を標榜した安原顕のように、書籍の奥付に自身の名前をクレジットする者もいる。
脚注
編集注釈
編集- ^ ただし、大森望は徳間文庫は2009年から、徳間書店の文芸書は2010年から「奥付の編集者名表記がなくなった」とツイッターで発言している。https://twitter.com/nzm/status/11762651630