福永挽歌
福井県出身の詩人
福永 挽歌(ふくなが ばんか、1886年3月22日 - 1936年5月5日)は、福井県出身の詩人、小説家、翻訳家。本名は渙(きよし)。別号に冬浦。早稲田大学卒業。東京日日新聞、万朝報などの記者を務め、のち日本女子高等学院などで教職に就いた。南アジア研究者の福永正明は、大甥である。
著書
編集翻訳
編集- ビスマーク警句集 (秋田書院 1914年) 福永渙名義
- 武器と人 (バーナード・シヨウ、日月社 現代百科文庫梗概叢書 1914年)
- 婦人参政権運動 (実業之世界社 新知識叢書 1915年)
- 神経病の精神的療法 (ジー・エル・ワルトン、実業之世界社 1915年) 福永渙名義
- 椿姫 (ヂューマ、植竹書院 薔薇叢書 1915年)
- 廿年後 (アレキサンドル・ヂユーマ、目黒分店 1919年) 福永渙名義
- 鉄のマスク (ヂユーマ、目黒分店 1920年) 福永渙名義
- トルストイ全集 第11巻「ゲーム取人の手記」「二人の驃騎兵」「ルセルン・アリベルト」「家庭の幸福」「ポリクーシユカ」(春秋社 1920年)
- 火と剣 (シヱンキイヰツチ、叢文閣 1920年) 福永渙名義
- 茶碗の一生 ろしあ童話集 (ウオルホーフスキイ、日本評論社出版部 世界童話傑作叢書 1921年)
- 漁夫の指輪 (セルマ・ラゲルロフ、日本評論社出版部 世界童話傑作叢書 1921年)
- 蜜蜂姫 (アナトール・フランス、日本評論社出版部 世界童話傑作叢書 1921年)
- 侯爵夫人の犯罪 (アレキサンドル・ヂューマ、冬夏社 1921年) 福永渙名義
- 蠱惑の女 (アルフオンス・ドオデー、東雲堂 1922年) 福永渙名義
- 短篇三種 アリベルト(トルストイ、春秋社 1922年)
- 家庭の幸福 (トルストイ、春秋社 1922年)
- ガンヂー論 (ロマン・ローラン、アルス 1923年) 福永渙名義
- モープラア (ジョルジュ・サンド、新潮社 世界文芸全集 1923年) 福永渙名義
- 歌妓の秘密 (ジヨルジユ・オネー、アルス 1924年) 福永渙名義
- クロイツェル・ソナタ トルストイ全集 第3巻 (トルストイ全集刊行会 1925年)
- 決闘 (アントン・チエホフ、生方書店 世界名著叢書 1926年)
- 三銃士 (デユーマ、目黒書店 1927年) 福永渙名義
- ガンヂーの革命運動と宗教 (シー・エフ・アンドリュース、大鳳閣書房 1930年) 福永渙名義
- 結婚と新道徳 (バートランド・ラツセル、アルス 1930年) 福永渙名義
- ダイアナ夫人と十三人目の男 (モリース・デコブラ、先進社 1932年) 福永渙名義