王子神谷駅
東京都北区にある東京地下鉄の駅
王子神谷駅(おうじかみやえき)は、東京都北区王子五丁目にある、東京地下鉄(東京メトロ)南北線の駅である。駅番号はN 17。
王子神谷駅 | |
---|---|
1番出入口(2008年6月) | |
おうじかみや Oji-kamiya | |
◄N 16 王子 (1.2 km) (1.6 km) 志茂 N 18► | |
所在地 | 東京都北区王子五丁目2-11 |
駅番号 | N17[1] |
所属事業者 | 東京地下鉄(東京メトロ) |
所属路線 | ●[1]南北線 |
キロ程 | 18.6 km(目黒起点) |
電報略号 | オカ |
駅構造 | 地下駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗降人員 -統計年度- |
[メトロ 1]34,794人/日 -2023年- |
開業年月日 | 1991年(平成3年)11月29日[2] |
歴史
編集- 1991年(平成3年)11月29日:開業[2]。なお、計画中の駅名の仮称は「神谷橋」だった。
- 2004年(平成16年)4月1日:帝都高速度交通営団(営団地下鉄)民営化に伴い、当駅は東京メトロに継承される[3]。
- 2007年(平成19年)3月18日:ICカード「PASMO」の利用が可能となる[4]。
- 2015年(平成27年)3月13日:発車メロディを変更[5]。
駅名の由来
編集隣り合った地名、王子と神谷に由来する。「王子」を冠したのは、日比谷線に神谷町駅が存在するため、混同防止の意味合いもある。
駅構造
編集相対式ホーム2面2線を有する地下駅で、スクリーンドアが設置されている。当路線で相対式ホームを有するのは当駅と白金台駅のみである。地下1階は改札口と駅事務室、地下2階はコンコースと空調機械室、変電所(王子地下変電所)などがあり、さらに王子検車区地下2階部と連絡している[6]。トイレは改札内の地下2階コンコースと地下1階コンコース(多機能トイレ)に設置されている。
王子検車区との出入庫の為、A線(赤羽岩淵駅方面)B線(目黒駅方面)共に当駅始発があるほか、A線は当駅止まりの列車がある。
のりば
編集番線 | 路線 | 行先[7] |
---|---|---|
1 | 南北線 | 赤羽岩淵・浦和美園方面 |
2 | 目黒方面 |
(出典:東京メトロ:構内図)
-
改札口(2019年1月)
-
ホーム(2023年5月)
発車メロディ
編集開業時から吉村弘作曲の南北線全駅共通の発車メロディ(発車サイン音)を使用していたが、2015年3月13日にスイッチ制作の当駅オリジナルのメロディに変更されている[5]。
利用状況
編集2023年度の1日平均乗降人員は34,794人であり[メトロ 1]、東京メトロ全130駅中103位。
近年の1日平均乗降・乗車人員推移は下表の通りである。
年度 | 1日平均 乗降人員[10] |
1日平均 乗車人員[11] |
出典 |
---|---|---|---|
1991年(平成 | 3年)[備考 1]4,516 | [* 1] | |
1992年(平成 | 4年)4,658 | [* 2] | |
1993年(平成 | 5年)4,959 | [* 3] | |
1994年(平成 | 6年)5,066 | [* 4] | |
1995年(平成 | 7年)5,074 | [* 5] | |
1996年(平成 | 8年)9,636 | [* 6] | |
1997年(平成 | 9年)10,263 | [* 7] | |
1998年(平成10年) | 10,866 | [* 8] | |
1999年(平成11年) | 11,044 | [* 9] | |
2000年(平成12年) | 11,663 | [* 10] | |
2001年(平成13年) | 12,244 | [* 11] | |
2002年(平成14年) | [12]23,207 | 12,022 | [* 12] |
2003年(平成15年) | [12]24,231 | 12,552 | [* 13] |
2004年(平成16年) | 24,895 | 12,874 | [* 14] |
2005年(平成17年) | 25,664 | 13,252 | [* 15] |
2006年(平成18年) | 26,652 | 13,773 | [* 16] |
2007年(平成19年) | 29,129 | 14,932 | [* 17] |
2008年(平成20年) | 29,820 | 15,175 | [* 18] |
2009年(平成21年) | 29,957 | 15,310 | [* 19] |
2010年(平成22年) | 31,646 | 16,139 | [* 20] |
2011年(平成23年) | 31,410 | 16,065 | [* 21] |
2012年(平成24年) | 32,685 | 16,644 | [* 22] |
2013年(平成25年) | 33,666 | 17,132 | [* 23] |
2014年(平成26年) | 33,949 | 17,230 | [* 24] |
2015年(平成27年) | 33,695 | 17,109 | [* 25] |
2016年(平成28年) | 34,592 | 17,548 | [* 26] |
2017年(平成29年) | 35,406 | 17,956 | [* 27] |
2018年(平成30年) | 37,610 | 19,079 | [* 28] |
2019年(令和元年) | 37,449 | 18,997 | [* 29] |
2020年(令和 | 2年)[メトロ 2]27,523 | ||
2021年(令和 | 3年)[メトロ 3]28,761 | ||
2022年(令和 | 4年)[メトロ 4]31,896 | ||
2022年(令和 | 4年)[メトロ 1]34,794 |
- 備考
- ^ 1991年11月29日開業。開業日から翌年3月31日までの計124日間を集計したデータ。
駅周辺
編集駅の東側には王子検車区がある。また、かつて西側には日本貨物鉄道(JR貨物)の北王子駅(2014年廃止)があった。
- 神谷堀公園
- 高層住宅群(UR賃貸住宅王子五丁目団地、都営王子五丁目アパートなど)
- 北区立王子小学校
- 北区立王子桜中学校
- 北区立王子第一小学校
- 北区立明桜中学校
- 東京都立飛鳥高等学校
- 東京都立足立新田高等学校
- 東京成徳大学中学校・高等学校
- 王子消防署
- 東京都北児童相談所
- 北区立いきがい活動センター(きらりあ北)
- ハローワーク王子
- 王子郵便局
- 王子五郵便局
- 八木病院
- 神谷病院
- 東十条商店街
- なとり本社
- トンボ鉛筆本社
- ニトリ東京本部
- ニトリ 赤羽店
- 国道122号(北本通り)
- 東京水辺ライン(東京都公園協会が運航)神谷発着場
- シアター・バビロンの流れのほとりにて
- サミットストア 王子桜田通り店
- サミットストア 王子店
- ジャパンミート王子店
バス路線
編集- 王子五丁目
- 北本通り北行(1番出入口前)
- 北本通り南行(2番出入口前)
隣の駅
編集
脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ a b 東京地下鉄 公式サイトから抽出(2019年5月26日閲覧)
- ^ a b 荒井正明(帝都高速度交通営団運輸本部計画部施設課)「営団南北線の開業」『鉄道ピクトリアル』第42巻第2号(通巻第555号)、電気車研究会、1992年2月1日、50 - 54頁、ISSN 0040-4047。
- ^ 『「営団地下鉄」から「東京メトロ」へ』(プレスリリース)営団地下鉄、2004年1月27日。オリジナルの2006年7月8日時点におけるアーカイブ 。2020年3月25日閲覧。
- ^ 『PASMOは3月18日(日)サービスを開始します ー鉄道23事業者、バス31事業者が導入し、順次拡大してまいりますー』(PDF)(プレスリリース)PASMO協議会/パスモ、2006年12月21日。オリジナルの2020年5月1日時点におけるアーカイブ 。2020年5月5日閲覧。
- ^ a b 『南北線の発車メロディをリニューアル! 各駅に新しい発車メロディを導入します。』(PDF)(プレスリリース)東京地下鉄、2015年3月2日。オリジナルの2019年5月10日時点におけるアーカイブ 。2020年3月25日閲覧。
- ^ 東京地下鉄道南北線建設史、pp.350 - 352・745。
- ^ “王子神谷駅 時刻表”. 東京メトロ. 2024年4月23日閲覧。
- ^ “「南北線」曲目リスト” (PDF). 東京メトロ「南北線」が新駅メロディ採用 制作:株式会社スイッチ. スイッチ (2015年3月2日). 2019年7月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年3月28日閲覧。
- ^ 行政資料集 - 北区
- ^ レポート - 関東交通広告協議会
- ^ 東京都統計年鑑 - 東京都
- ^ a b 瀬ノ上清二(東京地下鉄鉄道本部運輸営業部運転課)「輸送と運転 近年の動向」『鉄道ピクトリアル』第55巻第3号(通巻第759号)、電気車研究会、2005年3月10日、31頁、ISSN 0040-4047。
- 東京地下鉄の1日平均利用客数
- ^ a b c “各駅の乗降人員ランキング”. 東京地下鉄. 2024年6月24日閲覧。
- ^ “各駅の乗降人員ランキング(2020年度)”. 東京地下鉄. 2023年6月27日閲覧。
- ^ “各駅の乗降人員ランキング(2021年度)”. 東京地下鉄. 2023年6月27日閲覧。
- ^ “各駅の乗降人員ランキング”. 東京地下鉄. 2024年6月24日閲覧。
- 東京都統計年鑑
- ^ 東京都統計年鑑(平成3年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成4年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成5年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成6年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成7年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成8年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成9年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成10年) (PDF)
- ^ 東京都統計年鑑(平成11年) (PDF)
- ^ 東京都統計年鑑(平成12年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成13年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成14年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成15年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成16年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成17年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成18年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成19年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成20年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成21年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成22年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成23年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成24年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成25年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成26年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成27年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成28年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成29年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成30年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成31年・令和元年)
参考文献
編集- 『東京地下鉄道南北線建設史』帝都高速度交通営団、2002年3月31日 。