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浮桟橋(うきさんばし、: Floating Pier)は、港湾において、水上に箱状の浮体(浮函)を浮かべ陸域と連結した係留施設。主たる構造物であるこの浮函をポンツーンという[1]港湾法における港湾施設の一つ[2]

満潮時及び干潮時の浮桟橋(有明客船ターミナル) 満潮時及び干潮時の浮桟橋(有明客船ターミナル)
満潮時及び干潮時の浮桟橋(有明客船ターミナル)

構造

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水面上に箱状の浮体(浮函)を浮かべてアンカー()や杭などで固定した施設である[1][3]

浮体の材質等によって以下のような種類がある。

特徴

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利点

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  • 潮差(潮位差)の大きい水域に適する[1]
    • 浮桟橋は潮位の干満に合わせて上下するため、常に水面から一定の高さを保持しうる。
    • 潮差(潮位差)が大きいほど固定式の桟橋よりも工費の点で有利である[1]
  • 地質が柔弱な場所にも設置できる[1]
  • 海底水深が大きい場所にも設置できる[1]

欠点

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  • 上屋、道路、鉄道等の設置に制約があり、固定式の桟橋よりも荷役能力が少ない[1]
  • 波浪によって構造物の動揺や破壊が生じることがある[1]

ギャラリー

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関連項目

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脚注

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注釈

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出典

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  1. ^ a b c d e f g h 鈴木雅次『港工学』常磐書房、1932年、546-548頁http://library.jsce.or.jp/Image_DB/s_book/jsce100/pdf/20943/20943_21.pdf 
  2. ^ 港湾法 - e-Gov法令検索第2条第5項第3号
  3. ^ a b c d e 谷口正輝、木村光俊、加藤克一、横川勝則「PC桟橋」『プレストレストコンクリート』第58巻第1号、プレストレストコンクリート工学会、2016年、87-90頁。 

参考文献

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  • 小林義久監修・池田宗雄著、『港湾知識のABC』、青山堂書店、1994年、ISBN 4425391241