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浦臼町

北海道樺戸郡の町

浦臼町(うらうすちょう)は、北海道空知総合振興局管内にある町である。樺戸郡に属する。

うらうすちょう ウィキデータを編集
浦臼町
浦臼町旗 浦臼町章
1968年5月9日制定
日本の旗 日本
地方 北海道地方
都道府県 北海道空知総合振興局
樺戸郡
市町村コード 01431-1
法人番号 8000020014311 ウィキデータを編集
面積 101.83km2
総人口 1,587[編集]
住民基本台帳人口、2024年10月31日)
人口密度 15.6人/km2
隣接自治体 美唄市樺戸郡新十津川町月形町空知郡奈井江町
石狩振興局石狩郡当別町
町の木 サクラ
町の花 ツツジ
浦臼町役場
町長 川畑智昭
所在地 061-0692
北海道樺戸郡浦臼町字ウラウスナイ183-15(字浦臼内183-15)
北緯43度25分50秒 東経141度49分08秒 / 北緯43.43047度 東経141.81878度 / 43.43047; 141.81878座標: 北緯43度25分50秒 東経141度49分08秒 / 北緯43.43047度 東経141.81878度 / 43.43047; 141.81878
外部リンク 公式ウェブサイト

浦臼町位置図

― 政令指定都市 / ― 市 / ― 町・村

ウィキプロジェクト
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町名の由来

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町内を流れる浦臼内川のアイヌ語名に由来するとされているが諸説あり、アイヌ語研究者の山田秀三は「ウラユナイ(uray-us-nay)」(・多い・川)から、とする説を支持している[1]。このほか、語尾が同様に川を表す「ペッ(pet)」に置き換わった「ウラユペッ(uray-us-pet)」からと紹介されることもあるが[1]、山田は幕末の探検家・松浦武四郎の記録や古い小地名における「ウラウスナイ」「ウラウシナイ」に記載から、懐疑的に見ている[1]

このほか永田方正による「ウラナイ(uras-nay)」(笹・川)からのという説があるが[2]、山田はこれについても、道内諸地に「ウラ」由来の地名がある(例:浦士別など)ため、混合したのではないか、とみている[1]

地理

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北海道空知総合振興局管内のほぼ中央に位置し、西部は隈根尻山などの樺戸連山が南北に走る。市街地は石狩川右岸にあり、周辺部は水田がひろがる。

  • 山 : 隈根尻山、樺戸山、浦臼山、鳥越山、天狗鼻
  • 河川 : 石狩川、樺戸境川、浦臼内川、黄臼内川、滝田川、於札内川、札的内川、晩生内川
  • 湖沼 : ピラ沼、トイ沼、浦臼沼、鶴沼、新沼、月沼、東沼、西沼、ウツギ沼

隣接している自治体

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歴史

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経済

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浦臼町は北海道内では数少ないコンビニエンスストアが出店していない自治体であったが、2019年(令和元年)6月1日に「ローソン浦臼町店」が開店しコンビニエンスストア空白地帯が解消された[3][4]

産業

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  • 農業:米、花卉、メロン、ばれいしょ、アスパラガス、ぼたんそば、ブドウ(ワイン用)

立地企業

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農協

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金融機関

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郵便局

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  • 浦臼郵便局(集配局)
  • 晩生内郵便局
  • 鶴沼郵便局

宅配便

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公共機関

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警察

消防

姉妹都市・提携都市

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国内

地域

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人口

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浦臼町と全国の年齢別人口分布(2005年) 浦臼町の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 浦臼町
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
浦臼町(に相当する地域)の人口の推移
1970年(昭和45年) 5,245人
1975年(昭和50年) 3,960人
1980年(昭和55年) 3,654人
1985年(昭和60年) 3,400人
1990年(平成2年) 3,058人
1995年(平成7年) 2,854人
2000年(平成12年) 2,643人
2005年(平成17年) 2,417人
2010年(平成22年) 2,206人
2015年(平成27年) 1,985人
2020年(令和2年) 1,732人
総務省統計局 国勢調査より


消滅集落

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2015年国勢調査によれば、以下の集落は調査時点で人口0人の消滅集落となっている[5]

  • 浦臼町 - 字なし区域

教育

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中学校
小学校

交通

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浦臼駅

鉄道

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町内の鉄道は廃止されている。最寄り駅は函館本線奈井江駅

廃止された鉄道路線

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北海道旅客鉄道(JR北海道)

バス

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かつてはジェイ・アール北海道バス石狩線)が町内で運行しており、同社撤退後は一部路線を浦臼町のほか北海道中央バス滝川営業所)が承継したもののこちらも撤退している。

タクシー

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  • 美唄圏エリア

道路

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名所・旧跡・観光スポット

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  • 札的沢大滝
  • 美浦渡船[8]
  • 鶴沼公園
  • 浦臼町自然休養村センター/浦臼町温泉保養センター
  • 浦臼神社
  • 東洋一の鶴沼ワイナリー(ワイン用葡萄畑の作付け面積・収穫量が日本一)
  • 坂本龍馬家の墓(往時の龍馬ゆかりの人々が眠る)
  • いこいの森公園(樺戸連山が一望、野生小動物の鑑賞が出来る)
  • カタクリとエゾエンゴサクの群生地浦臼神社
  • 浦臼郷土資料館(蝦夷地開拓の夢を抱いた幕末のヒーロー龍馬に触れることが出来る)
  • 恋人の聖地(石造り倉庫「蔵」)
  • 田園空間博物館農機具展示場 (歴史的農機具展示施設)
  • 山口誓子(俳人)の句碑
  • 日本キリスト教会聖園教会(明治26年に浦臼に入植した、武市瑞山の親戚武市安哉が設立した教会。)

イベント・祭事・催事

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  • 浦臼夏祭り
  • ワインの里フェスティバルin 浦臼
  • ぼたんそば収穫祭 in 浦臼

出身者

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ウラウスリゾート問題

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  • 第三セクターの「ウラウスリゾート開発公社」に関係する一連のスキャンダルと倒産劇。
    • バブル期に大規模なリゾート開発が計画され、ウラウスリゾート開発公社が設立された。バブルがはじけたにもかかわらずある程度造成が進んだ。
    • しかし1992年富士銀行(現みずほ銀行)赤坂支店不正融資事件が発覚。逮捕された人物がウラウスリゾートに深く関わり、またリゾート計画そのものが事件と関与していることが国会でも取り上げられ、工事が中断。
    • 1998年、開発公社は135億円の負債を抱え、札幌地方裁判所滝川支部に特別清算を申し入れ、倒産。

脚注

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  1. ^ a b c d 山田秀三『北海道の地名』(2版)草風館、浦安市〈アイヌ語地名の研究 別巻〉、2018年11月30日、48-49頁。ISBN 978-4-88323-114-0 
  2. ^ アイヌ語地名リスト イチャ~エリ P11-20”. アイヌ語地名リスト. 北海道 環境生活部 アイヌ政策推進室 (2007年). 2017年10月20日閲覧。
  3. ^ コンビニゼロの樺戸郡浦臼町に「ローソン」が6月1日出店”. リアルエコノミー (2019年4月27日). 2019年6月6日閲覧。
  4. ^ 新店情報”. ローソン. 2019年6月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年6月6日閲覧。
  5. ^ 総務省統計局統計調査部国勢統計課平成27年国勢調査小地域集計01北海道《年齢(5歳階級),男女別人口,総年齢及び平均年齢(外国人-特掲)-町丁・字等》』(CSV)(レポート)総務省、2017年1月27日https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files/data?fileid=000007841019&rcount=12017年5月20日閲覧 ※条町区分地の一部に0人の地域がある場合でも他の同一区分地で人口がある場合は除いた。
  6. ^ a b 令和4年10月からの浦臼町地域公共交通のお知らせ”. 浦臼町 (2022年8月12日). 2022年10月26日閲覧。
  7. ^ 月形⇔浦臼(札沼線バス月形浦臼線 かばと~る号)”. 月形町. 2022年10月26日閲覧。
  8. ^ 2011年3月26日、北海道道1159号美唄浦臼線が全線開通したのに伴い、同年の9月25日限りで廃止された。

関連項目

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外部リンク

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