江淮官話
江淮官話(こうわいかんわ、簡体字: 江淮官话、英語:Lower Yangtze Mandarin)は、中国語の北方方言(官話とも呼ばれる)の一種で、主に中国東部の江蘇省の中部、安徽省の中部、湖北省の東部、江西省の北部で話されている。呉語・贛語・中原官話・西南官話からの影響を多く受けていた。その中で特に呉語からの影響が大きい。下江官話、下江方言とも呼ばれる。
分布
編集下位方言
編集下位方言として以下の3個が挙げられる。
音韻
編集声母
編集韻母
編集声調
編集- 通泰片・黄孝片では去声が陰去と陽去の2つに分かれている。
- 大部分の官話と違い、入声が残っている。通泰片と洪巣片の大部分では声門閉鎖音[-ʔ]として現れる。黄孝片など他の地域では声調の調値の違いだけが残っている。
- 通泰片では入声が陰入と陽入の2つに分けている。
- 多くの地域では連読変調が起こる。