東大宮駅
東大宮駅(ひがしおおみやえき)は、埼玉県さいたま市見沼区東大宮四丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)東北本線の駅である。
東大宮駅 | |
---|---|
西口(2008年3月) | |
ひがしおおみや Higashi-Ōmiya | |
◄土呂 (2.1 km) (3.8 km) 蓮田► | |
所在地 | さいたま市見沼区東大宮四丁目76-61 |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
所属路線 | ■東北本線(宇都宮線) |
キロ程 |
35.4 km(東京起点) 東京から尾久経由で35.6 km |
電報略号 | ヒオ |
駅構造 | 地上駅(橋上駅)[1] |
ホーム | 1面2線[1] |
乗車人員 -統計年度- |
31,530人/日(降車客含まず) -2023年- |
開業年月日 | 1964年(昭和39年)3月20日[2] |
備考 |
「宇都宮線」の愛称区間に含まれており、上野駅発着系統と、新宿駅経由で横須賀線に直通する湘南新宿ライン、上野駅・東京駅経由で東海道線に直通する上野東京ラインが停車する。
歴史
編集1959年(昭和34年)12月25日に、砂駅(当駅の計画段階での名称)設置について日本国有鉄道(国鉄)総裁が決裁[4]。1963年(昭和38年)3月1日に鍬入れ式が挙行された[5]。
年表
編集- 1964年(昭和39年)
- 1969年(昭和44年)8月2日:砂土地区画整理事業(第1工区)の換地処分が前日に行われた[6]ことに伴い、町名地番変更が行われ、所在地の町名が「東大宮」になる[7]。
- 1980年代以降:周辺の人口が増加するとともに、停車する列車が増加。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅となる[8]。
- 1996年(平成8年)7月10日:駅西口に駅ビル「ビーンズアネックス」開業[1]。
- 2001年(平成13年)
- 2002年(平成14年)7月:西口にエレベーターが設置され、運転開始[10]。
- 2011年(平成23年)8月:改札内にエレベーターと上下エスカレーターが設置され、運転開始[11]。
- 2014年(平成26年):東口にエレベーターが設置され、運転開始[12]。
- 時期不明(2014年以降):早朝時間帯の無人化、および駅遠隔操作システム(現・お客さまサポートコールシステム)の導入[13]。
- 2015年(平成27年)2月:これ以前に駅構内の蕎麦屋「小庵喜多」が閉店
- 2019年(平成31年)
- 2021年(令和3年)3月13日:快速列車が停車開始[16]。
駅構造
編集島式ホーム1面2線を有する地上駅で、橋上駅舎を有している[1]。
蓮田駅管理の業務委託駅(JR東日本ステーションサービス受託)で、多機能券売機[3]、指定席券売機[3]、Suica対応自動改札機が設置されている。なお、お客さまサポートコールシステムが導入されており、早朝は遠隔対応のため改札係員は不在となる[3][13][17]。
のりば
編集番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | ■ 宇都宮線(東北線) | 下り | 久喜・小山・宇都宮・黒磯方面[18] |
2 | ■ 宇都宮線(東北線) | 上り | 大宮・東京・新宿・横浜・大船方面[18] |
■ 湘南新宿ライン | |||
■ 上野東京ライン |
- 湘南新宿ラインの列車は前述のように横須賀線へ直通する。
-
改札口(2024年5月)
-
自動券売機(2024年5月)
-
ホーム(2024年6月)
-
駅構内を南側より望む(2008年3月)
利用状況
編集2023年度(令和5年度)の1日平均乗車人員は31,530人である[JR 1]。さいたま市の中心部から離れてはいるが、駅の所在する見沼区の住民だけでなく、市境が近い上尾市の住民や芝浦工業大学の学生・関係者の利用もある。
2023年度時点で、大宮駅より北側に所在する宇都宮線の駅では宇都宮駅、久喜駅に次ぐ第3位の乗車人員であり、他の路線への乗り換えがない駅としては最も多い。
快速列車の当駅停車を求める声が多く、隣の蓮田駅と連続停車になることや、当駅では待避ができないこと、また当駅に停車すると混雑が快速に集中するおそれがあることからなど、ダイヤ上の影響が大きいとして長年快速の停車は実現しなかった[19]が、2021年(令和3年)3月13日のダイヤ改正より快速ラビットと湘南新宿ライン快速の停車駅に加えられた[16]。
なお、1987年度(昭和62年度)以降の年度別1日平均乗車人員の推移は以下のとおりである。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 |
---|---|---|
1987年(昭和62年) | 18,890 | |
1988年(昭和63年) | 20,478 | |
1989年(平成元年) | 21,642 | |
1990年(平成 | 2年)22,780 | |
1991年(平成 | 3年)24,560 | |
1992年(平成 | 4年)25,399 | |
1993年(平成 | 5年)26,383 | |
1994年(平成 | 6年)26,885 | |
1995年(平成 | 7年)27,918 | |
1996年(平成 | 8年)27,962 | |
1997年(平成 | 9年)27,640 | |
1998年(平成10年) | 27,553 | |
1999年(平成11年) | 27,685 | [* 1] |
2000年(平成12年) | [JR 2]27,959 | [* 2] |
2001年(平成13年) | [JR 3]27,995 | [* 3] |
2002年(平成14年) | [JR 4]28,735 | [* 4] |
2003年(平成15年) | [JR 5]29,082 | [* 5] |
2004年(平成16年) | [JR 6]29,557 | [* 6] |
2005年(平成17年) | [JR 7]30,385 | [* 7] |
2006年(平成18年) | [JR 8]30,606 | [* 8] |
2007年(平成19年) | [JR 9]30,967 | [* 9] |
2008年(平成20年) | [JR 10]31,201 | [* 10] |
2009年(平成21年) | [JR 11]30,907 | [* 11] |
2010年(平成22年) | [JR 12]30,566 | [* 12] |
2011年(平成23年) | [JR 13]30,845 | [* 13] |
2012年(平成24年) | [JR 14]31,694 | [* 14] |
2013年(平成25年) | [JR 15]32,445 | [* 15] |
2014年(平成26年) | [JR 16]32,035 | [* 16] |
2015年(平成27年) | [JR 17]32,623 | [* 17] |
2016年(平成28年) | [JR 18]32,642 | [* 18] |
2017年(平成29年) | [JR 19]33,023 | [* 19] |
2018年(平成30年) | [JR 20]33,351 | [* 20] |
2019年(令和元年) | [JR 21]33,531 | [* 21] |
2020年(令和 | 2年)[JR 22]24,373 | |
2021年(令和 | 3年)[JR 23]27,727 | |
2022年(令和 | 4年)[JR 24]30,234 | |
2023年(令和 | 5年)[JR 1]31,530 |
- 一日平均乗車人員(単位:人/日)
駅周辺
編集東口
編集西口
編集- 駅ビル「ビーンズアネックス」[1]
- 美容室・ファストフード店などが入居。
- JR東日本大宮総合車両センター東大宮センター
- 東京・大宮総合訓練センターが併設されている。
- 埼玉県立大宮工業高等学校
- 佐藤栄学園 栄東中学・高等学校
- 見沼区役所東大宮支所
- 東大宮西口郵便局
- 埼玉りそな銀行東大宮支店
- 埼玉縣信用金庫東大宮支店
- マルエツ東大宮店
- マミーマート東大宮店
道路
編集バス・乗合タクシー
編集東口発着
編集のりば | 運行事業者 | 系統・行先 | 備考 |
---|---|---|---|
1 | 国際興業バス | 東大03:大和田駅 | 小型車での運行 |
さいたま市乗合タクシー[注 1] | さいたま市見沼区大砂土東地区乗合タクシー「みぬま号」:土呂駅 | 平日のみ運行 | |
2 | 国際興業バス |
|
西口発着
編集のりば | 運行事業者 | 系統・行先 | 備考 |
---|---|---|---|
1 | 東武バスウエスト | 東大12:診療所 / 原市団地中学校入口 / 原市団地循環 | 診断所行きは平日のみ運行。また、診断所行きと原市団地中学校入口行きは深夜バスも運行 |
2 | 東大11:尾山台団地循環 | 平日朝夕、土休日朝昼のみ運行 | |
朝日 | 上尾市運行バス[注 2] | HO21・HO22:上尾駅東口 | |
東大宮駅西口 | 国際興業バス | ミッドナイトアロー蓮田・久喜:久喜駅西口 | 深夜急行バスで、平日1本のみ運行。また、降車専用 |
(ガーデンエクスプレス前) | 東京富士交通 | イオンモール上尾無料シャトルバス | 土休日のみ運行 |
隣の駅
編集当駅から蓮田駅の間は、鉄道写真撮影の名所として有名であり、「東大宮 - 蓮田間」を略して「ヒガハス」と呼ばれる。
脚注
編集記事本文
編集注釈
編集出典
編集- ^ a b c d e “駅・すてーしょん 東大宮(東北線)”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 2. (1996年8月5日)
- ^ a b c 『大宮市史調査報告書 第1集 大宮市歴史年表』124頁。
- ^ a b c d “駅の情報(東大宮駅):JR東日本”. 東日本旅客鉄道. 2024年7月8日閲覧。
- ^ 『大宮市史調査報告書 第1集 大宮市歴史年表』120頁。
- ^ 『大宮市史調査報告書 第1集 大宮市歴史年表』123頁。
- ^ さいたま市土地区画整理事業一覧表 (PDF)
- ^ “土地区画整理事業完了地区の換地図の閲覧について 見沼区東大宮四丁目76番”. さいたま市. 2019年3月13日閲覧。
- ^ 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、392頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 『郷土 大砂土村のあゆみ』125頁。
- ^ 『郷土 大砂土村のあゆみ』126頁。
- ^ “東北本線東大宮駅 バリアフリー設備新設 | aran.or.jp”. 2019年8月27日閲覧。
- ^ “さいたま市/都市局概要 4.交通” (PDF). さいたま市. 2021年6月6日閲覧。
- ^ a b “JR東大宮駅を利用しやすい駅に 「利用者の会」がJRに要望書”. 日本共産党 さいたま市議会議員団 (2016年6月10日). 2018年11月5日閲覧。
- ^ “駅の情報(東大宮駅):JR東日本”. 東日本旅客鉄道. 2019年1月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年1月11日閲覧。
- ^ a b “「営業関係施策について」提案を受ける!” (PDF). JR東労組大宮地本 (2018年12月28日). 2020年7月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年7月28日閲覧。
- ^ a b 『2021年3月ダイヤ改正について』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道大宮支社、2020年12月18日、4頁。オリジナルの2020年12月18日時点におけるアーカイブ 。2020年12月19日閲覧。
- ^ “2019年度上尾市予算編成に対する日本共産党市議会議員団の予算要望”. 日本共産党 上尾市委員会 (2018年8月27日). 2018年11月5日閲覧。
- ^ a b “JR東日本:駅構内図・バリアフリー情報(東大宮駅)”. 東日本旅客鉄道. 2024年7月8日閲覧。
- ^ 平成25年6月定例会 一般質問・答弁全文 - 埼玉県(2018年3月29日). 2018年11月5日閲覧。
- ^ 4/12(水) 『ハレノテラス東大宮店』オープン 2017年3月22日 株式会社セブン&アイHLDS閲覧。
- ^ 【さいたま市見沼区】惣菜やお酒類等が更に充実! ハレノテラスに「ヨークフーズ」がリニューアルオープン 2024年5月28日閲覧。
広報資料・プレスリリースなど一次資料
編集- ^ “Suicaご利用可能エリアマップ(2001年11月18日当初)” (PDF). 東日本旅客鉄道. 2019年7月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年4月30日閲覧。
利用状況
編集- JR東日本の2000年度以降の乗車人員
- ^ a b 各駅の乗車人員(2023年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2000年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2001年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2002年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2003年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2004年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2005年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2006年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2007年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2008年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2009年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2010年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2011年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2012年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2013年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2014年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2015年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2016年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2017年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2018年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2019年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2020年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2021年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2022年度) - JR東日本
- 埼玉県統計年鑑
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成12年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成13年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成14年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成15年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成16年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成17年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成18年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成19年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成20年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成21年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成22年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成23年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成24年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成25年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成26年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成27年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成28年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成29年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成30年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(令和元年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(令和2年)
参考文献
編集- 『大宮市史調査報告書 第1集 大宮市歴史年表』大宮市企画財政部統計資料課、1997年3月28日。
- 『郷土 大砂土村のあゆみ』大島豊、2007年1月。
関連項目
編集外部リンク
編集- 駅の情報(東大宮駅):JR東日本