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東京島』(とうきょうじま)は、桐野夏生による日本小説、またそれを原作とした2010年8月28日公開の日本映画

東京島
著者 桐野夏生
発行日 2008年5月23日
発行元 新潮社
日本の旗 日本
言語 日本語
形態 四六判変型
ページ数 284
公式サイト https://www.shinchosha.co.jp/
コード ISBN 978-4-10-466702-4
ISBN 978-4-10-130636-0文庫本
ウィキポータル 文学
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1945年から1950年にかけて、マリアナ諸島アナタハン島で起きたアナタハン島事件をモチーフに創作された作品[1]。『新潮』(新潮社)にて、2004年1月号から2007年11月号まで断続的に計15回連載され、2008年に刊行された。第44回谷崎潤一郎賞受賞作[2]

物語

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クルーザーで夫・隆と世界一周旅行に旅立った清子。だが出発からわずか3日目に嵐に遭い、数日間漂流した後に2人が漂着したのは、どことも知れぬ無人島だった。それから間もなく、与那国島での過酷な労働に耐えかね、島からの脱出を図った23人のフリーターたちが途中で台風に遭い、島に漂着する。さらには日本への密航途中で金銭トラブルに発展した11人の中国人たちが島に置きざりにされる。無人島に流れ着いた男たちと1人の女。いつしか「トウキョウ」と呼ばれるようになった島で、唯一の女である清子は性を武器に逞しく生き抜いていく。

登場人物

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清子とその夫たち

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清子
物語の主人公で、島で唯一の女性。40代半ばで最年長。「白豚」と揶揄されるような体格。
夫・隆とのクルーザーでの世界一周旅行のさなか嵐に遭遇し無人島に漂着。隆が衰弱する頃には蛇の皮を剥ぎその肉を食べるようなサバイバル能力を身に付け、衰弱する隆を差し置いてカスカベ達島に漂着した者たちとセックスに興じていた。
20代から30代までの間に3度の流産を経験しているが、脱出失敗後しばらくして妊娠。紆余曲折の末に双子を出産する。
清子の夫。元々は銀行マンだったが、結婚20周年を機に銀行を退職金2割増しで退職し、クルーザーに乗り世界一周旅行を計画する辺り無軌道な性格である。船内では清子をこき使うあたり亭主関白の気もあった。
島に漂着した最初の頃は漂着した与那国島組を励ましたりとリーダーシップを発揮していたが、次第に胃腸の弱さで食中毒を発症。約1年後に「サイナラ岬」で転落死する。
島に漂着して以来航海日記を書き続けてきたが、その日記は衰弱していた時にワタナベに盗まれる。
カスカベ
本名は春日部。東京都足立区出身。21歳。
左官屋だったが親方のしごきに音を上げ与那国島へのバイトに参加。地元でも札付きのヤンキーだったようで、与那国島でも「自分の娘を虐待死させ与那国島に逃げてきた」「農大から来た女子大生をレイプした」などの噂が立っていた。
清子とは衰弱する隆をよそに肉体関係を持ち、隆の死後に清子の2番目の夫となる。
その頃から清子にまとわりつく男たちを敵視し、暴政を行っていたが「サイナラ岬」で転落死する。
清子はカスカベの事を愛していた模様で、亡くなった時も一番悲しんでいた。
ノボル
カスカベの子分。シンナーをやっていためか歯が解けている。
カスカベの死後清子の3番目の夫となるが、馬鹿でセックスを好む性格だったため、清子に嫌悪されていた。
GM
本名は森軍司。彼の呼び名の由来は漂着時に身に付けていた衣服のイニシャルから。
漂着時のショックで記憶喪失になった寡黙で頼りない青年。くじ引きで清子の4番目の夫となる。風貌が竹野内豊に似ていることから清子からはユタカと呼ばれる。後に「記憶を取り戻した」ことで発奮し、周囲にリーダーシップを発揮するようになる。
学生結婚をしていたため妻と子供がいることも思い出すが、本当はノーと言えない性格故に16歳年上の出戻り女・弘美と結婚する事になり、連れ子の娘・沙耶香は自分と大差ない年齢である。
妻子から逃げるように与那国島にバイトに向かうが、親方の横暴に耐え兼ね同調した仲間たちと古びた漁船で脱出を図り、嵐に遭い「東京島」に漂着。
記憶喪失のふりをすることで罪悪感から逃れようとしていたが、清子の失踪とマンタ(の中にいる和子)の呼びかけで記憶喪失のふりをやめる。

与那国島組

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与那国島で野生馬の調査及び、糞の中から寄生虫の卵を探すアルバイトをしていた男たち。ほとんどの人間が何らかの脛に傷持つ事情を抱えている。親方の横暴に耐え兼ね古びた漁船で30人程度の男たちが脱出を目論むも、嵐に遭い「東京島」に漂着。漂着時の生存者は23名。

ここに挙げた人物以外にも何人かの男たちがグループを組んで生活している。なお、清子の夫になった者たちはこのリストから除外している。

ジュク(酒造りの村)

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ダクタリ
与那国島にバイトに来る前は動物病院の手伝いをしており、その為呼び名は「ダクタリ」である若者。
漂着後精神の均衡を失い椰子酒浸りになるが、転じて島での椰子酒造りを担当する事となる。

シブヤ(服や装飾品作り)

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オラガ
本名は坂本泰臣。名前の由来は「オラガオラガの我を捨てて、オカゲオカゲのゲで生きよ」という叔父の口癖から。
与那国島でバイトをする以前は学習塾の講師をしていたこともあり、小説家になることも目指していた。「小説のネタを探す」ために与那国島へのバイトに参加する。
ワタナベが単身島を脱出した事と、大事にしていた眼鏡がついに壊れた事で精神の均衡を失い発狂。島からの脱出を諦め全裸で島で生きることを提案し、「毛流族」なる一党を作ることになる。
犬吉(いぬきち)
本名は八尾。与那国島でバイトをする以前は岐阜県の私立高校に通う高校2年生だった。家族と不仲で、家に残してきたシーズー犬のズッパを可愛がっていた。
漂着直後に飲み込んだ海水が原因で肺炎を起こしかけるも一命をとりとめる。
「東京島」に犬がいない事で落胆していたが、貝殻を使ったアクセサリー作りに生きがいを見出し始める。
ワタナベに犯されたりと案外碌な目にはあっていない。
シンちゃん
犬吉とホモのカップルになった若者。元は首都圏のフリーターで、与那国島でバイトをする前は「ばい菌」と呼ばれいじめられていた。
途中から目のあたりに悪性の腫瘍ができ、左目が見えなくなる。
カメちゃん
バンド「トウキョウドーム」を組んでいる若者。歌は上手くない。
シマダ
清子曰く「腹に回虫でもいるような顔色の悪い男」。
ヒキメ
いつも手製の釣り竿と魚篭を持ち、魚釣りに出かけている釣り好きの若者。容貌も含め、「浦島太郎のようだ」と言われている。

ブクロ(島の自警団)

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アタマ
本名は河原義幸。ワタナベ同様群馬県出身。「暴走族の頭を張っていた」と言っているが、実際はバイクに乗れず持ってもいないぐれていたい気分だけの「族」で、ワタナベ同様ヤクザの下っ端としてこき使われていた。
曙を弾劾した際に付き人・ヤクザ双方に狙われ、「サーフィンとかできて島の女の子もひっかけて永住できるかもしれない」事を期待し、与那国島にワタナベ共々バイトに向かう。
オラガが発狂した際に最初は彼をからかっていたが、オラガの呼びかけに同調する事になる。
ジェイソン
本名は内田。アタマ同様島の武闘派として恐れられている。
オラガが発狂した際にアタマ共々オラガに同調する事となる。

トーカイムラ(ワタナベの隔離地)

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ワタナベ
本名は渡辺実。蕎麦屋の店員と逃げた母親と育児放棄の挙句ホームレスに転落した父親という家庭環境で、3歳年下の弟と極貧生活をしていた。その弟はヤクザになり、サウナで誤射され亡くなっている。
ヤクザの下っ端として雑用仕事をしていたが、当時八百長疑惑が囁かれていた曙を街宣車で罵倒した際に、曙の付き人たちに狙われ、ヤクザ・面倒見双方の手から逃れるためアタマの誘いに乗り与那国島のバイトに志願、そして漁船での脱走を目論み嵐に遭う。
無人島に着いても共同作業に非協力的でひねくれた性格が嫌われ、放射性物質と噂されるドラム缶が置かれた場所である通称・トーカイムラという浜に追いやられる。
頭は良くないがホンコンたちと意思疎通ができるような順応性を持つ。そのためホンコンたちと行動を共にするのだが、筏が完成した際にホンコンたちに切り捨てられる。

スターハウス寺院(鍾乳洞)

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マンタ
本名は黄桜俊夫。仙台市にある「逆鉾団地」の出身で、幼い頃に3歳年上の姉・和子が団地の中の高級分譲住宅「スターハウス」で謎の事故死を遂げ、それをきっかけに家庭内は崩壊。吃音気味だったためいじめられ引きこもりになり、ついに業を煮やした両親に与那国島のバイトに送られた過去を持つ。
漂着時から多重人格障害を患い、「姉の和子の霊と話し出す」ような奇行を気味悪がられ一人でサイナラ岬近くの北の森に住んでいる。
逆鉾団地が学校や各種商店まで何でも揃っており、男女比率や老若・貧富の比率もバランスの取れた場所であったため、「バランスのとれた状況」を壊されることを嫌悪する。
島の地下に眠る鍾乳洞を発見し、自分の生まれ育った逆鉾団地の象徴である「スターハウス」の名前を付ける。

その他(故人含む)

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サカイ
本名は酒井。「海底遺跡を見に行きたい」という理由で与那国島行きのバイトに参加。与那国島のバイト前は大工見習いをしており、漂着後は大工として家を建てていた。
食べ物に対してはいやしくまた悪食なため、茹でた不気味な色の椰子蟹を食べて食中毒になり、壮絶に苦しんで絶命した。
ミユキちゃん
「ミユキ」という恋人がいる事を吹聴していたためこの呼び名になった若者。
ホンコンたちが「東京島」に置き去りにされた夜に発狂し、海を泳いで脱出しようとしてそのまま消息を絶つ。
ヤマダ
マゾ気味な男性。清子に変態的なプレイを要求するため、清子に嫌悪されている。
原田
元々はジュクのグループに所属していたが、居づらくなって一人で穴を掘り地中に生活している男性。猛烈に土臭い体臭の持ち主。
オラガが発狂した際に彼の意見に同調する。

ホンコン(中国人たち)

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日本に密航する予定だったが、密航の仲介役と金銭トラブルでもめて「東京島」に置き去りにされた中国人の男たち。言葉は殆ど通じないが、サバイバル能力や食料確保能力に長けている。

ヤン
ホンコンたちのリーダー。黒い犬のような獰猛な性格。
中国人たちのリーダーとしてサバイバル生活や脱出を指揮する。東京島から脱出する際の航海では1日2回清子を犯しており、清子の腹の中の子供の父親の可能性が高い。
脱出失敗後は生き残りのホンコンたち共々行方をくらませていた。
ムン
ヤンの腹心。黒い熊のような毛むくじゃらの大男で寡黙。
リーダーであるヤンに付き従うように行動していた。
タン
ホンコンたちの一員。ホンコンたちでは珍しく名前が作中に出てくるキャラ。

GODDESS

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フィリピン人の女性歌手グループ。台北市に向かう途中で嵐に遭い、「東京島」に漂着。
サバイバル能力は皆無に等しいが、修理すれば航海できるボートを所持している。
マリア・オルテガ
「GODDESS」のリードボーカルで、チームのパフォーマンス・精神面双方を支えるリーダー。
享楽的に見え芸事には手を抜かない性格。
「東京島」からの脱出に際し、キムとシシーを置き去りにしようと目論む。
ルース
「GODDESS」のメンバー。メンバーの中で最も若く、マリアと並ぶと母娘のように見える。
ラホーヤ、モリー
「GODDESS」のメンバーたち。
パム
「GODDESS」のメンバー。マリア曰く、「ダンスや歌の才能も有り、人気もあるけど自分のいう事を聞かない」。
キム
「GODDESS」のメンバー。もともと日本のキャバレーで働いていたが、姑と折り合いが悪く子供2人を産んでから追い出された過去を持つ。
日本で過ごしていたためか清子には好意的。
マリア曰く「もうすぐ40代で、後ろで踊っているだけでGODDESSの品格が下がる」。
シシー
「GODDESS」のメンバー。マリア曰く「頭が弱く、男に騙されやすい」。

清子の子供たち

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妊娠した清子が島で出産した子供たち。双子。

森・オルテガ・チーター
表向きはGMとマリアの子供として育てられている少年で双子の弟。島のみんなからは「プリンス」と呼ばれている。
閉鎖された環境で育ってきたためか、同性愛などにも寛容である。
島にできた小学校卒業の日、「オラガ事変」の顛末と本当の母である清子について教えられる。
林千希(はやしちき)
東京島を脱出した清子に育てられている少女で双子の姉。有名私立中学校に通っている。
ある夜清子から「東京島」脱出後の話を聞かされることになる。

刊行情報

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映画

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東京島
監督 篠崎誠
脚本 相沢友子
原作 桐野夏生
製作 宇野康秀
森恭一
伊藤嘉明
喜多埜裕明
出演者 木村多江
窪塚洋介
福士誠治
音楽 大友良英
主題歌 Superfly
「(You Make Me Feel Like) A Natural Woman」
撮影 芦澤明子
編集 普嶋信一
製作会社 『東京島』フィルムパートナーズ
配給 ギャガ
公開 日本の旗  2010年8月28日
上映時間 129分
製作国 日本の旗  日本
言語 日本語
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2010年8月28日より全国120スクリーンで公開された[5]

篠崎誠監督が現代人のサバイバルエンタテインメントとして映画化。撮影は実際に鹿児島県沖永良部島徳之島で40日以上のオールロケで行われた[6]エルメスが日本映画史上で初めて本作とコラボレーションし、エルメス伝統のスカーフ「carré」がバッグや洋服になったり、頭に巻いたりと本編各所で象徴的に使われている[7][8]

本編は2D作品であるが、3D映画がブームになっていたことや、「無人島での生活模様を(観客に)体感させたい」という映画のコンセプトから、予告編映像のみ3Dで製作され、2010年6月4日より全国の劇場で上映された[9]。予告編は2010年度のYahoo!予告編アクセス数でNo.1を記録し、第1部・バックステージ生中継「告白懺悔室〜あのとき東京島は荒れていた」と第2部・オンステージ生中継「完成披露試写会イベント完全ノーカット生中継」の2部構成で8月3日に行われた完成披露試写会イベントも、USTREAMでインターネット生中継された[10]

あらすじ(映画)

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結婚20周年の記念にとヨット旅行に出かけた清子木村多江)と夫の鶴見辰吾)は遭難し、無人島に辿り着く。救助を待つだけの日々に嫌気がさした頃、与那国島での厳しいアルバイト生活を逃れてきたという16人の若い日本のフリーター男達が漂着。やがて彼らはこの島を「東京島」と名付け、シブヤ、ブクロ、ジュク、コウキョ、トーカイムラなどいくつかの地区に分かれて生活を送り始める。いつまでたっても現実を受け入れず妄想に逃げる隆に愛想をつかした清子は、隆が崖から転落死した後、フリーター集団のうちのカスカベ山口龍人)という最も強く、独占欲丸出しの男の妻となり、紅一点でちやほやされる生活を送る。しかし、さらに密航に失敗した6人の中国人グループが漂着してきた後、カスカベは崖から転落死してしまう。悲しむ清子に、くじ引きで次の夫となったGM福士誠治)は優しく接するが、保存食や生きるための技術を次々と開発していく中国人達に対し、日本人の男達には進歩が無いと憤慨した清子は中国人グループのリーダー・ヤンテイ龍進)に取り入り、先に彼らと仲良くなっていたワタナベ窪塚洋介)をも差し置いて、彼らが作ったイカダに乗せてもらって島を脱出しようとする。

結局脱出は失敗し、島に戻らざるを得なくなった清子は、ワタナベやGMなど日本人達に裏切り者のレッテルを貼られ、ひどい扱いを受けるようになる。絶望する清子だったが、やがて自分が妊娠していることを知る。GMの子供であることを主張したことで清子は再び島の女王として君臨するようになるが、お腹が大きくなってくると、より安全な出産の場を求め、岬近くに住み始めた中国人達の元を訪れる。そこには台湾へ出稼ぎにいく途中で遭難してしまったというフィリピンの若い女達もいた。船が修理でき次第、島を出ていくと聞いた清子は、お腹の子供はヤンの子供であると訴えることで受け入れてもらい、彼らと暮らし始める。フィリピン女性の中で出産経験もあるキム(サヘル・ローズ)に助けてもらい無事に双子を出産した清子は、船に乗り彼らと島を脱出しようとするが、再び清子の裏切りを知って怒った日本人の男達に襲われる。双子のうちの1人・チータ宮武祭)を奪われてしまったものの、GMに助けられ、清子は双子のもう1人・チキ(宮武祭/2役)とキムと東京島を脱出することに成功する。

そして10年後。東京島は残った日本人、中国人グループ、フィリピン女たちによって繁栄してまとまった1つの国となり、チータは王子として扱われていた。一方、日本に住む清子はチキの10歳の誕生日をキムと祝い、チキに「聞いてほしいことがあるんだ」と今までのことを語り始める。

キャスト

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清子の家
トーカイムラ
シブヤ・文化担当
スターハウス寺院
ホンコン・新たな漂着の中国人
ブクロ・島の自衛団
ジュク・酒造りのムラ
フィリピン人
10年後

スタッフ

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脚注

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  1. ^ 無人島に女1人と男32人 映画「東京島」は実話がモチーフ?”. 映画.com (2010年8月17日). 2017年11月12日閲覧。
  2. ^ 野田英夫 (2008年8月20日). “谷崎潤一郎賞に桐野夏生さんの『東京島』”. マイナビニュース. 2017年11月12日閲覧。
  3. ^ 桐野夏生『東京島』”. 新潮社. 2012年12月16日閲覧。
  4. ^ 桐野夏生『東京島』”. 新潮社. 2012年12月16日閲覧。
  5. ^ 木村多江、思わず窪塚洋介をビンタ”. 映画.com (2010年8月28日). 2017年11月12日閲覧。
  6. ^ a b 木村多江(インタビュー)「木村多江、若い男23人に囲まれた『東京島』の逆ハーレム状態も、もの足りなかった!?」『オリコン』、2010年8月27日https://www.oricon.co.jp/news/79448/full/2017年11月12日閲覧 
  7. ^ a b エルメスと『東京島』が邦画史上初のコラボ!メゾン エルメスにて完成記者会見”. CINEMA TRIBUNE (2010年4月10日). 2017年11月12日閲覧。
  8. ^ エルメス、映画『東京島』のスペシャル“カレ”発売。”. VOGUE JAPAN. コンデナスト・ジャパン (2010年4月7日). 2017年11月12日閲覧。
  9. ^ “映画「東京島」劇場予告編を3Dで上映”. YOMIURI ONLINE. (2010年6月7日). オリジナルの2010年6月11日時点におけるアーカイブ。. https://archive.is/W9laE 2017年11月12日閲覧。 
  10. ^ 8月3日 『東京島』完成披露試写会イベント&バックステージをUSTREAMで生中継!”. MovieWalker (2010年8月3日). 2017年11月12日閲覧。
  11. ^ 窪塚洋介(インタビュアー:山崎伸子)「『東京島』の窪塚洋介、作品第一で「面倒くさい役者」に徹する!」『Movie Walker』、2010年8月27日https://moviewalker.jp/news/article/16692/2017年11月12日閲覧 
  12. ^ Superfly、木村多江主演「東京島」主題歌で名曲カバー”. 映画.com (2010年4月29日). 2017年11月12日閲覧。

外部リンク

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