新高徳駅
栃木県日光市高徳にある東武鉄道の駅
新高徳駅(しんたかとくえき)は、栃木県日光市高徳にある東武鉄道鬼怒川線の駅である。駅番号はTN 53。
新高徳駅 | |
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駅舎(2021年8月) | |
しんたかとく Shin-takatoku | |
◄TN 52 大桑 (2.3 km) (2.8 km) 小佐越 TN 54► | |
所在地 | 栃木県日光市高徳465 |
駅番号 | TN53 |
所属事業者 | 東武鉄道 |
所属路線 | ■鬼怒川線 |
キロ程 | 7.1 km(下今市起点) |
電報略号 | タト |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面2線 |
乗降人員 -統計年度- |
[東武 1]209人/日 -2023年- |
開業年月日 | 1917年(大正6年)11月1日 |
新高徳駅 | |
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しんたかとく SHINTAKATOKU | |
(4.6 km) 西船生► | |
所在地 | 栃木県塩谷郡藤原町高徳 |
所属事業者 | 東武鉄道 |
所属路線 | 矢板線 |
キロ程 | 0.0 km(新高徳起点) |
駅構造 | 地上駅 |
開業年月日 | 1924年(大正13年)3月1日 |
廃止年月日 | 1959年(昭和34年)6月30日 |
歴史
編集- 1917年(大正6年)11月1日:下野軌道(後に下野電気鉄道)の開通に伴い、高徳駅として開業。
- 1924年(大正13年)3月1日:下野電気鉄道が当駅から天頂駅まで開通、接続駅となる[1]
- 1929年(昭和4年)10月22日 - 新高徳駅に改称。当駅を含む下今市駅 - 矢板間が1,067 mmに改軌される。
- 1930年(昭和5年)5月9日:当駅 - 新藤原駅間を1,067 mmに改軌。
- 1943年(昭和18年)5月1日:東武鉄道が下野電気鉄道を買収、東武鉄道の駅となる。
- 1959年(昭和34年)6月30日:矢板線廃止。
- 2001年(平成13年)3月28日:ダイヤ改正により、特急「きぬ」が全列車停車するようになる。
- 2017年(平成29年)
- 2020年(令和2年)6月6日:「きぬ」142号が当駅に停車となり、再び「きぬ」停車駅に加わる[2]。
- 2023年(令和5年)3月18日:ダイヤ改正により、再び「きぬ」の停車駅から外れる。
東武鉄道の「鉄道事業設備投資計画」に基づく「大谷向~鬼怒川温泉間昭和レトロ化工事」の一環として、2019年度中にリニューアル工事が行われた[3]。
駅名の由来
編集駅周辺の集落名である「高徳」に由来する。単に地名を冠するのではなく「新高徳」となった理由については、東武鬼怒川線の前身である下野軌道の敷設時に鬼怒川への架橋が難工事であったことから、「(鬼怒川を)渡り終わった所に新しい駅を作る期待」をこめたものであるとされている[4]。
駅構造
編集島式ホーム1面2線を有する地上駅。上下列車の交換が行われる。ホーム有効長は6両分ある。
駅舎は線路の東側にあり、ホームとは跨線橋(階段のみ)により連絡している。
ホーム及びホーム上の旅客上屋は下野電気鉄道時代、1929年(昭和4年)の改軌時に建設されたもので、鬼怒川線近代化の姿を今に伝える構造物であることから「東武鉄道新高徳駅プラットホーム及び上家」として国の登録有形文化財(建造物)に登録されている[5][6]。
のりば
編集番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | 鬼怒川線 | 上り | 下今市・ 東武スカイツリーライン 春日部・北千住・ とうきょうスカイツリー・浅草方面 |
2 | 下り | 鬼怒川温泉・■野岩鉄道線 会津高原尾瀬口・ ■会津鉄道線 会津田島方面 |
- 上記の路線名は旅客案内上の名称(「東武スカイツリーライン」は愛称)で表記している。
利用状況
編集2023年度の1日平均乗降人員は209人である[東武 1]。
近年の1日平均乗降人員の推移は以下の通り。
年度 | 1日平均 乗降人員 |
出典 |
---|---|---|
2015年(平成27年) | 394 | |
2016年(平成28年) | 373 | |
2017年(平成29年) | 336 | |
2018年(平成30年) | 332 | |
2019年(令和元年) | 335 | |
2020年(令和 | 2年)249 | |
2021年(令和 | 3年)268 | [東武 3] |
2022年(令和 | 4年)253 | [東武 4] |
2023年(令和 | 5年)209 | [東武 1] |
駅周辺
編集路線バス
編集最寄りのバス停は「新高徳駅」停留所である。日光交通の乗り場は駅前から徒歩2分の国道121号沿いにある。
乗り場 | 系統 | 行先 | 運行事業者 | 備考 |
---|---|---|---|---|
新高徳駅(駅前) | 矢板駅 | しおや交通 | ||
新高徳駅(国道沿い) | 鬼怒川線 | 鬼怒川温泉駅 / 下今市駅、イオン今市店、獨協医大日光医療センター | 日光交通 | |
日光江戸村線 | 鬼怒川温泉駅 / 日光江戸村 |
隣の駅
編集かつて存在した路線
編集- 東武鉄道
- 矢板線
- 新高徳駅 - 西船生駅
脚注
編集- ^ 「地方鉄道運輸開始」『官報』第3460号、1924年3月8日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 『2020年6月6日(土)ダイヤ改正を実施!【特急列車・THライナー・SL大樹概要が決定】』(PDF)(プレスリリース)東武鉄道、2020年2月25日 。2020年2月27日閲覧。
- ^ 『2019年度の鉄道事業設備投資計画 設備投資計画は総額397億円 ~安全・安心で暮らしやすく、そして選ばれる沿線を目指して~』(PDF)(プレスリリース)東武鉄道、2019年4月26日 。2023年4月2日閲覧。
- ^ “駅情報(新高徳駅のプロフィール)”. 東武鉄道. 2023年4月2日閲覧。
- ^ 東武鉄道新高徳駅プラットホーム及び上家 - 文化遺産オンライン(文化庁)
- ^ 東武鉄道新高徳駅プラットホーム及び上家 - 国指定文化財等データベース(文化庁)
- 東武鉄道の1日平均利用客数
- ^ a b c 『駅別乗降人員 2023年度』(PDF)(レポート)東武鉄道、2024年、7頁。オリジナルの2024年9月8日時点におけるアーカイブ 。
- ^ “駅情報(乗降人員)”. 東武鉄道. 2024年10月13日閲覧。
- ^ 『駅別乗降人員 2021年度』(PDF)(レポート)東武鉄道、2024年、7頁。オリジナルの2024年5月18日時点におけるアーカイブ 。
- ^ 『駅別乗降人員 2022年度』(PDF)(レポート)東武鉄道、2024年、7頁。オリジナルの2024年9月8日時点におけるアーカイブ 。
関連項目
編集外部リンク
編集- 新高徳駅(駅情報) - 東武鉄道