打保駅
岐阜県飛驒市宮川町打保にある東海旅客鉄道の駅
打保駅(うつぼえき)は、岐阜県飛騨市宮川町打保にある、東海旅客鉄道(JR東海)高山本線の駅である[1]。
打保駅 | |
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駅舎(2019年4月) | |
うつぼ Utsubo | |
◄坂上 (9.9 km) (4.0 km) 杉原► | |
所在地 | 岐阜県飛騨市宮川町打保 |
所属事業者 | 東海旅客鉄道(JR東海) |
所属路線 | ■高山本線 |
キロ程 | 176.5 km(岐阜起点) |
電報略号 | ウツ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線[1] |
乗車人員 -統計年度- |
7人/日(降車客含まず) -2019年- |
開業年月日 | 1933年(昭和8年)11月12日[1][2] |
備考 | 無人駅[1] |
歴史
編集- 1933年(昭和8年)11月12日:鉄道省飛越線(現・高山本線)坂上 - 杉原の開通時に開業[1]。一般駅[2]。
- 1934年(昭和9年)10月25日:線路名称改定、高山本線の駅となる。
- 1973年(昭和48年)4月20日:貨物取扱廃止[2]。
- 1984年(昭和59年)2月1日:荷物扱い廃止[2]。
- 1985年(昭和60年)4月1日:無人駅化[3][4]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、東海旅客鉄道(JR東海)の駅となる[2]。
- 2003年(平成15年)3月:簡易駅舎に改築[1]。
- 2004年(平成16年)10月22日:水害に伴う路盤流出に伴い、キハ48形(5803・6810)が当駅に取り残される。
- 2007年(平成19年)
駅構造
編集相対式ホーム2面2線を有する地上駅。構内西側1番線に猪谷方面行下り列車が停車し、構内東側2番線に高山駅方面行上り列車が停車する。
1983年まで特急「北アルプス」が富山地方鉄道へ乗入をしていた時期は当駅で「北アルプス」同士の交換が行われていた[5]。
高山駅管理の無人駅。1番線に隣接して簡易駅舎がある[1]。両ホームは跨線橋で連絡している。
また2番線には宮川の対岸に住む地元民が利用する際に駅舎まで回らなくても良い様に、簡易式な入出場口がある[6]。
分岐器はスノーシェルターで覆われているが、この設備は高山本線では当駅にしか無い[1]。2004年の台風23号に伴う災害で車両が孤立した際には、このシェルターを車両保護に使用したこともある[1]。
駅構内や駅周辺にはトイレが無い。
のりば
編集番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
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1 | 高山本線 | 下り | 富山方面[7] |
2 | 上り | 高山・下呂方面[7] |
駅周辺
編集- 国道360号
- 飛騨みやがわ考古民俗館(国重要有形民俗文化財指定雪国特有の用具や石棒等を展示。徒歩10分程)
- 飛騨市営打保住宅
- 打保郵便局
隣の駅
編集脚注
編集- ^ a b c d e f g h i 『週刊 JR全駅・全車両基地』 48号 岐阜駅・高山駅・奈良井駅 ほか68駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年7月21日、26頁。
- ^ a b c d e 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、167-168頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 「21駅を停留所化 高山線など3線 約60人削減、4月実施 名鉄局」『交通新聞』交通協力会、1985年3月28日、1面。
- ^ 「「通報」身延線甲斐常葉駅ほか36駅の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報』日本国有鉄道総裁室文書課、1985年3月27日、3面。
- ^ 清水武「準急「たかやま」の誕生から特急「北アルプス」の終焉まで」『鉄道ピクトリアル』第1008号、電気車研究会、2023年2月1日、69頁。
- ^ 追加の編集。駅利用の高校生が朝に利用しているのを確認済み。
- ^ a b 駅掲示用時刻表の案内表記。これらはJR東海公式サイトの各駅の時刻表で参照可能(2015年1月現在)。