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建徳けんとく旧字体建󠄁德)は、日本南北朝時代元号の一つ。南朝方で使用された。正平の後、文中の前。1370年から1372年までの期間を指す。この時代の天皇は、南朝方が長慶天皇北朝方が後光厳天皇後円融天皇室町幕府将軍足利義満

改元

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出典

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文選』の「以業洪業」から。勘申者は不詳。

建徳年間の出来事

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南朝関係に限る。

元年(1370年)
2年(1371年)
3年(1372年)

西暦との対照表

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※は小の月を示す。

建徳元年(庚戌 一月 二月※ 三月※ 四月 五月※ 六月 七月※ 八月 九月※ 十月 十一月 十二月
応安三年
ユリウス暦 1370/1/28 2/27 3/28 4/26 5/26 6/24 7/24 8/22 9/21 10/20 11/19 12/19
建徳二年(辛亥 一月※ 二月 三月※ 閏三月※ 四月 五月※ 六月※ 七月 八月 九月※ 十月 十一月 十二月
応安四年
ユリウス暦 1371/1/18 2/16 3/18 4/16 5/15 6/14 7/13 8/11 9/10 10/10 11/8 12/8 1372/1/7
建徳三年(壬子 一月※ 二月 三月※ 四月※ 五月 六月※ 七月※ 八月 九月※ 十月 十一月 十二月
応安五年
ユリウス暦 1372/2/6 3/6 4/5 5/4 6/2 7/2 7/31 8/29 9/28 10/27 11/26 12/26

脚注

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  1. ^ 南朝編年記略』・『南朝公卿補任』によるが、鴨脚本『皇代記』は同年4月22日5月17日)とし、『伊勢之巻』は1月21日2月17日)とする。また、村田正志は、『大徳寺文書』にある建徳元年2月5日(1370年3月3日)付の畠田売券を根拠として、当日以前に改元が行われたと指摘するが、この類の文書では恣意的に日付を遡及して記す場合もしばしばあったことを勘案しておく必要があろう(服部英雄 「未来年号考」 『古文書研究』第20号 吉川弘文館、1983年2月)。

関連項目

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