可児駅
可児駅(かにえき)は、岐阜県可児市下恵土にある、東海旅客鉄道(JR東海)太多線の駅である。駅番号はCI02。
可児駅* | |
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駅舎(2018年6月) | |
かに Kani | |
◄CI03 下切 (3.4 km) (2.6 km) 美濃川合 CI01► | |
所在地 | 岐阜県可児市下恵土1254 |
駅番号 | CI 02 |
所属事業者 | 東海旅客鉄道(JR東海) |
所属路線 | ■太多線 |
キロ程 | 12.8 km(多治見起点) |
電報略号 |
カコ ヒロ(改称前) |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線[1] |
乗車人員 -統計年度- |
1,608人/日(降車客含まず) -2019年- |
開業年月日 | 1918年(大正7年)12月28日[2] |
乗換 | 新可児駅(名鉄広見線) |
備考 |
業務委託駅(夜間無人駅) JR全線きっぷうりば 有 |
歴史
編集- 1918年(大正7年)12月28日:東濃鉄道(現存する同名会社とは別)新多治見 - 当駅間(後の太多線)の開通と同時に広見駅(ひろみえき)として開業[2]。当時は可児川左岸の旧広見町域にあった[2]。旅客・貨物の取扱を開始[2]。
- 1920年(大正9年)8月21日:当駅 - 御嵩駅間(後の名鉄広見線)が開通。
- 1926年(大正15年)9月25日:東濃鉄道 新多治見駅 - 当駅間の国有化および、当駅 - 御嵩駅間の東美鉄道への譲渡により、鉄道省および東美鉄道の共同使用駅となる。
- 1928年(昭和3年)10月1日:太多線当駅 - 美濃太田駅間が延伸開業(全通)。同時に現在地(可児川右岸の旧今渡町域)に移転[2]。
- 1929年(昭和4年)1月22日:名古屋鉄道広見線が当駅に乗り入れ。
- 1930年(昭和5年)2月16日:名古屋鉄道・東美鉄道が国鉄広見駅の共同使用をやめ、新広見駅(現在の新可児駅)として独立。
- 1982年(昭和57年)
- 1984年(昭和59年)2月1日:荷物扱い廃止[2]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、東海旅客鉄道(JR東海)の駅となる[2]。
- 2010年(平成22年)3月13日:ICカード「TOICA」の利用が可能となる[3]。
- 2013年(平成25年)3月30日:駅舎内にあったKIOSKが閉店。
- 2018年(平成30年)3月23日:エレベーター及び東西自由通路の供用開始[4]。
駅構造
編集相対式ホーム2面2線を有する[1]地上駅。互いのホームは跨線橋で結ばれている。構内トイレ(水洗式)は駅舎に隣接している。
JR東海交通事業の職員が業務を担当する業務委託駅で、美濃太田駅が当駅を管理している。JR全線きっぷうりば・タッチパネル式自動券売機がある。起終点の美濃太田駅・多治見駅を除くと、太多線では唯一の自動券売機設置駅である。自動改札機は設置されておらず、エレベーターは東西自由通路と共同使用となっている。2013年(平成25年)3月に改札外にあったキヨスクの売店は営業を終了した。その後、キヨスクが取り壊され、自販機コーナーとなった。
2009年(平成21年)2月に2番線北側に引込線が新設され、旧引込線は撤去された。旧引込線上には、旧ホームと現1番線を区切る形で2010年(平成22年)3月にフェンスが設置された。TOICAの運用も同年に開始され、当駅は簡易改札機による対応となっている。
2011年(平成23年)6月現在、可児駅東土地区画整理事業に伴い駅前広場整備が行われている。利便性向上のため将来の橋上駅舎化も構想されていたが、事実上断念。東西連絡通路のみ建設されることとなり、2013年4月より西側、東側の順で地質調査が行われ、東西連絡通路の工事着手、2018年(平成30年)3月23日に供用開始となった。
のりば
編集番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | 太多線 | 上り | 多治見方面[5] |
2 | 下り | 美濃太田方面[5] |
2番線は、多治見方面への折り返しが可能な構造になっている。
利用状況
編集「岐阜県統計書」および「可児市の統計」によると、当駅の1日平均乗車人員は以下の通りに推移している。
- 2006年度 - 1,496人
- 2007年度 - 1,505人
- 2008年度 - 1,502人
- 2009年度 - 1,453人
- 2010年度 - 1,462人
- 2011年度 - 1,421人
- 2012年度 - 1,409人
- 2013年度 - 1,437人
- 2014年度 - 1,430人
- 2015年度 - 1,485人
- 2016年度 - 1,519人
- 2017年度 - 1,581人
- 2018年度 - 1,609人
隣接する名鉄新可児駅より利用客は少ないが、岐阜駅へは当駅からの方が所要時間が若干短い。
駅周辺
編集名鉄広見線新可児駅が隣接している。2つの駅舎の間には、JRの線路を越えるための自由通路がある(自由通路設置前は地下道が設置されていた)。駅前には腕木式信号機が保存されていた[1]が、2014年撤去された。駅舎の反対側には駐輪場がある。大型商業施設や官公庁などは比較的駅から遠い場所にあり、徒歩で10分程度要す。
- 可児市総合会館分室(可児駅西隣)
- 可児川
- 可児市立図書館
- 可児市役所
- 可児郵便局
- 金融機関:十六銀行、岐阜信用金庫、東濃信用金庫。
- ヨシヅヤPATIO可児店
- バロー広見店
- ドン・キホーテUNY可児店 (旧ショップランド可児、ピアゴ可児店)
- スターバックスコーヒー可児広見店
バス路線
編集「可児駅」停留所にて、以下の路線バスやコミュニティバスが発着する。
- 東鉄バス
- ぎふワールド・ローズガーデン線:ぎふワールド・ローズガーデン ※4月第2土曜日~6月第4日曜日までの土曜・休日に運行
- 緑ヶ丘線:桜ヶ丘・多治見駅北口 / 可児高校
- 高速バス中央ライナー可児号・ドリーム可児号:東京駅
- 可児市コミュニティバス「さつきバス」
隣の駅
編集脚注
編集- ^ a b c d 『週刊 JR全駅・全車両基地』 04号 名古屋駅・古虎渓駅・美濃赤坂駅ほか77駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2012年9月2日、29頁。
- ^ a b c d e f g h i 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、213-214頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 『平成22年3月 TOICAがますます便利になります!!』(PDF)(プレスリリース)東海旅客鉄道、2009年12月21日。オリジナルの2020年12月19日時点におけるアーカイブ 。2020年12月19日閲覧。
- ^ 『太多線 可児駅 エレベーター及び自由通路等の供用開始について』(PDF)(プレスリリース)東海旅客鉄道、2018年3月9日。オリジナルの2020年12月19日時点におけるアーカイブ 。2020年12月19日閲覧。
- ^ a b 駅掲示用時刻表の案内表記。これらはJR東海公式サイトの各駅の時刻表で参照可能(2015年1月現在)。