三菱総研DCS
三菱総研DCS株式会社(みつびしそうけんディーシーエス、Mitsubishi Research Institute DCS Co.,Ltd.)は、三菱総合研究所及び三菱UFJフィナンシャル・グループを株主とするシステムインテグレーター(ユーザー系)。通称DCS。
品川シーサイドウエストタワー | |
種類 | 株式会社 |
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市場情報 | |
略称 | DCS |
本社所在地 |
140-8506 東京都品川区東品川4-12-2 品川シーサイドウエストタワー |
設立 | 1970年7月10日 |
業種 | 情報・通信業 |
法人番号 | 1010701016549 |
事業内容 |
ソフトウェア開発とコンサルティング 各種事務計算等情報処理サービス アウトソーシングサービス 情報通信サービス・データサービス コンピュータシステムの販売 コンピュータ要員の教育・研修業務 |
代表者 | 亀田 浩樹(代表取締役社長) |
資本金 | 60億5935万円 |
売上高 |
連結:731億円 単体:666億円 (2023年9月期) |
従業員数 |
連結:2,996名 単体:2,297名 (2023年9月現在) |
決算期 | 9月30日 |
主要株主 |
三菱総合研究所 80% 三菱UFJフィナンシャル・グループ 20% |
主要子会社 |
(株)MDビジネスパートナー 東北ディーシーエス(株) MRIバリューコンサルティング・アンド・ソリューションズ(株) (株)ユービーエス (株)アイ・ティー・ワン 迪希思信息技術(上海)有限公司 MRIDCS Americas, Inc. |
外部リンク | https://www.dcs.co.jp/ |
概要
編集三菱銀行(現・三菱UFJ銀行)のコンピュータ受託計算部門を母体に分離独立したユーザー系システムインテグレーターである。 2007年にダイヤモンドコンピューターサービスから社名変更した。
三菱UFJフィナンシャル・グループの関連企業への事業展開のほか、2000社40万人の実績を持つ給与計算アウトソーシングサービスや、子会社のMRIバリューコンサルティング・アンド・ソリューションズによるERP導入支援サービスなど、一般企業向けに経理財務(F&A)業務を中心としたソリューションを提供している。 また、日本初のSWIFTサービスビューロ(国際銀行間通信協会接続サービス)を設立するなど、地方銀行を始めとする金融機関向けサービスを強みとしている。
1993年に東京証券取引所市場第二部へ上場(2001年に第一部へ市場変更)していたが、2004年に三菱東京フィナンシャル・グループ(現・三菱UFJフィナンシャル・グループ)による完全子会社化、三菱総合研究所の資本参加を受け上場廃止、現在は三菱総合研究所の連結子会社である。主要株主2社に三菱UFJリサーチ&コンサルティングを加えた4社提携により、コンサルティング力の強化を図るとともに事業を拡大している。
三菱総合研究所グループに入ってからは関連子会社の合併やコーポレート業務の共通化[1]などの業務効率化を進めている。
成立の経緯や資本構成の関係から、役員や役職者に三菱UFJ銀行出身者が少なくない。
沿革
編集- 1970年 - 三菱銀行のコンピュータ受託計算部門からダイヤモンドコンピューターサービス株式会社として分離独立
- 1984年 - VAN事業者として郵政省に届出
- 日本システムクリエート株式会社(現・株式会社Minoriソリューションズ)に資本参加
- 1988年 - システムインテグレータ(システムサービス企業)として通商産業省に登録
- 1991年 - システムインテグレータ(システムサービス企業)として通商産業省より認定
- 1993年 - 東京証券取引所市場第二部上場(証券コード:9645)
- 1997年 - 株式会社コムネスと合併
- 1999年 - 富士ソフトABC(現・富士ソフト)と合弁でダイヤモンド富士ソフト株式会社(現・MRIバリューコンサルティング・アンド・ソリューションズ株式会社)を設立
- 2001年 - NTTデータ、米国ファーストデータ[2]、ディーシーカード(現・三菱UFJニコス)と合弁で日本カードプロセシング株式会社を設立
- 東京証券取引所市場第一部上場
- 2003年 - 日本初のSWIFTサービスビューロ(国際銀行間通信協会接続サービス)設立
- 2004年 - 三菱東京フィナンシャル・グループ(現・三菱UFJフィナンシャル・グループ)により完全子会社化(上場廃止)
- 2005年 - 資本構成変更により三菱総合研究所の連結対象会社化
- 2006年 - エム・アール・アイ システムズ株式会社(現・エム・アール・アイ リサーチアソシエイツ)の一部事業を吸収
- 2007年 - 三菱総研DCS株式会社に社名変更
- 三菱総合研究所、NTTデータと共同でエムアールシー情報システム株式会社(三菱レイヨンの連結子会社)に資本参加
- 2009年 - 三菱総合研究所、三菱電機インフォメーションシステムズと合弁でMRIバリューコンサルティング株式会社(三菱総合研究所の連結子会社)を設立
- 2010年 - 株式会社ユービーエス(ユニ・チャームの関連会社)に資本参加し、連結子会社化[3]
- 2011年 - 株式会社アイ・ティー・ワンに資本参加し子会社化[7]
- 2012年 - MDビジネスパートナーが三菱総合研究所子会社のMRIスタッフサービスを吸収合併[8]
- 迪希思信息技術(上海)有限公司を設立
- 2014年 - MRIDCS Americas, Inc.を設立
- 2016年 - HRソリューションDCS株式会社を設立
- 2018年 - 株式会社オプト・ジャパンを吸収合併
- 2021年 - HRソリューションDCS株式会社を吸収合併
提携会社
編集子会社・関連会社
編集- MDビジネスパートナー
- 東北ディーシーエス
- MRIバリューコンサルティング・アンド・ソリューションズ
- ユービーエス
- アイ・ティー・ワン
- 迪希思信息技術(上海)有限公司
- MRIDCS Americas, Inc.
外部リンク
編集脚注
編集- ^ 平成24年4月1日付 役員・部長人事異動と機構改革および子会社役員人事異動を実施
- ^ 同社は毎年、クレジットカードなどの数兆ドルの決済処理を手掛けている。JPモルガン・チェース元上級幹部のフランク・ビシグナノ氏が2013年に最高経営責任者に就任していた。
- ウォールストリート・ジャーナル 米電子決済処理大手ファーストデータ、IPOを申請 2015年7月21日 16:41 JST
- ^ 三菱総研DCS ビジネスプロセスアウトソーシング事業を拡大 ~ユニ・チャームグループのシェアードサービス会社への出資について~
- ^ 合弁事業の組織再編に関するお知らせ
- ^ ERP連結子会社の合併について
- ^ 三菱総研DCS、オプト・ジャパン 学校法人向けビジネス拡大に向けた資本提携について
- ^ 三菱総研DCS、アイ・ティー・ワン システム基盤構築技術強化に向けた資本提携について
- ^ a b c 事務関連ビジネスの強化に向けたグループ会社再編について
- ^ BPO事業の拠点「東京ビジネスセンター」の新設について