ガメ
ブドウ品種
ガメまたはガメイ(仏: gamay)は、赤ワイン用ぶどう品種[1][2]。ガメイ・ノワールとも言い、正式名称はガメイ・ノワール・ア・ジュ・ブランである[1][2]。
ガメ | |
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ブドウ (Vitis) | |
色 | 黒 |
主な産地 | フランス・ブルゴーニュ地方 |
VIVC番号 | 4377 |
特徴
編集フランスのブルゴーニュ地方、とくに最南端のボジョレー地区(行政上は、ブルゴーニュ地方ではなく、ローヌ=アルプ地域圏ローヌ県北部になる)で多く栽培されている。
豊産で、ワイン用ぶどうとしては大粒である。ワインの色調は明るく、タンニンはやや乏しいが、その代わりに酸味が豊かで、フレッシュでさわやかな香味を持つ。ボジョレー・ヌーヴォーの原料ぶどうとなる。
起源
編集ピノとグエ・ブランという2品種の自然交配により生まれた[3]。
ガメイ種は14世紀以降さまざまな綴りで文献に登場し、正式にGamayと名付けられたのは1896年である[3]。名前についてはブルゴーニュ地方にあるサン・トーバン村の集落(Gamay)の名前に由来するという説もあるが、証明はされていない[3][1]。
栽培地域
編集フランス、ブルゴーニュ地方南端のボージョレ地区で広く栽培されているほか、フランス国内のロワール地方トゥーレーヌ地区やスイスの一部地域(フランス語圏)でも栽培されている[4]。
ラングドック=ルシヨン地域圏、東欧、トルコなどでも一部では栽培されているが、生産量は少ない。
脚注
編集- ^ a b c “ガメ”. サントリー ワインスクエア. サントリーホールディングス株式会社. 2024年3月25日閲覧。
- ^ a b “ブドウ品種を知ろう!ガメイ”. エノテカ (2024年3月18日). 2024年3月25日閲覧。
- ^ a b c “ガメラー必読。ブドウ品種『ガメイ(Gamay)』 の解説”. モトックス (2023年12月12日). 2024年3月25日閲覧。
- ^ “ガメイのワインってどんな味?特長や楽しみ方”. ワインオープナー. サッポロビール株式会社 (2021年4月5日). 2024年3月25日閲覧。