ケット語(ケットご、Ket language)は、シベリア中央部に住む少数民族ケット人の固有言語。 現在ケット人は千数百人いるが、ケット語話者は600人ほどに減り、この言語は絶滅の危機に瀕している。 近隣に住むユグ人(Yugh、現在は数人以下で事実上消滅)の言語に近く、またかつてシベリア南部にいた諸民族の言語(18-19世紀の記録は残るがすでに死語)も同系統と考えられるため、エニセイ語族としてまとめられている。