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構造線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
構造帯から転送)

構造線(こうぞうせん, Tectonic Line)とは、地層群同士または地塊同士の境界、つまり地体構造の境界線を指す、地質学の用語。地層の不連続部分である断層の一種。活動していないものも多数存在するので、活断層とは限らない。

長さ数十km程度の断層ではなく、長く連続したり、途中から地表で観察できなくなってもその先に繋がって延長しているような断層で、特に層群の境界を示す線である。

層群を分けるものが断層ではなく細長い地質帯である場合、構造帯(こうぞうたい, Tectonic Line)と呼ぶ。フォッサマグナは広い視点から見れば構造帯であるが、これを細かく分けることもできる。このように、構造線や構造帯といった表現は、対象範囲の大きさとともにスケールが変わってくる。

日本の構造線

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日本の主な構造線を挙げる。

関連項目

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脚注

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  1. ^ 「1983年日本海中部地震(M7.7)の発生と東北日本のサイスモテクトニクス」東京大学地震研究所彙報』第60冊第3号, 1986.2.7, pp. 401-428
  2. ^ 「中部日本内陸に起きた被害地震(M≧6.4)の時空分布に認められる規則性 -活動周期と発生場所-」 『活断層研究』Vol.1991 (1991) No.9 p.26-40
  3. ^ a b c 「九州地域の活断層の長期評価(第一版)概要」 (PDF) - 地震調査研究推進本部事務局、平成25年2月