「熱海市伊豆山土石流災害」の版間の差分
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静岡県による初期の調査によると、[[熱海市立伊豆山小学校]]から北西に1kmほど離れた山の斜面が幅およそ100mにわたって大きく崩れた。過去の地形データを比較した結果、山の谷間にできた開発による[[盛り土]]の大部分が崩れたと見られる。分析によると、崩落した盛り土の量は少なくとも5万㎥で、崩れた土砂の全体の量はそれを含めて10万㎥に上る可能性がある<ref>{{Cite web|title=静岡 熱海の土石流 上流側の開発現場 盛り土含む斜面が崩落|url=https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210704/k10013119551000.html|website=NHKニュース|accessdate=2021-07-05|last=日本放送協会|date=2021年7月4日}}</ref>。 |
静岡県による初期の調査によると、[[熱海市立伊豆山小学校]]から北西に1kmほど離れた山の斜面が幅およそ100mにわたって大きく崩れた。過去の地形データを比較した結果、山の谷間にできた開発による[[盛り土]]の大部分が崩れたと見られる。分析によると、崩落した盛り土の量は少なくとも5万㎥で、崩れた土砂の全体の量はそれを含めて10万㎥に上る可能性がある<ref>{{Cite web|title=静岡 熱海の土石流 上流側の開発現場 盛り土含む斜面が崩落|url=https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210704/k10013119551000.html|website=NHKニュース|accessdate=2021-07-05|last=日本放送協会|date=2021年7月4日}}</ref>。 |
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また、崩落付近の山には[[太陽光発電|メガソーラー]]が建設されている部分があり、[[自民党]]の党災害対策特別委員会が関連について調査するとしている<ref>{{Cite web|url=https://www.sankei.com/article/20210705-ISJIZJ7R7JLCZBT7POHN6KD37Q/|title=熱海の土石流 政府、メガソーラーとの関連調査も|newspaper=[[産経新聞]]|date=2021-07-05|accessdate=2021-07-05}}</ref>。 |
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== 出典 == |
== 出典 == |
2021年7月5日 (月) 13:23時点における版
この項目では最近の災害に関する情報を扱っています。災害の状況は急速に変化していく可能性があり、関連する情報は不確実な内容を含んでいるおそれがあります。この項目の最新版の内容も常に最新の情報を反映しているとは限りません。 |
発災日時 |
2021年7月3日 |
---|---|
被災地域 | 静岡県熱海市 |
災害の気象要因 | 梅雨前線に伴う豪雨 |
人的被害 | |
死者 |
4人 |
行方不明者 |
64人 |
負傷者 |
24人 |
建物等被害 | |
損壊 |
130棟 |
災害救助法 適用市区町村 | 静岡県:熱海市 |
令和3年7月3日の熱海市の土砂災害(れいわさんねんしちがつみっかのあたみしのどしゃさいがい)とは、2021年(令和3年)7月3日午前10時半ごろに、静岡県熱海市伊豆山地区の逢初川で発生した大規模な土砂災害である[1]。
概要
梅雨前線に伴う豪雨の影響で伊豆山神社付近で10回程度の小規模の土石流が起こった後、大規模な土石流が発生した[2][3]。土石流は逢初川を南東方向に向かって海までおよそ1キロにわたって流れ出たとみられ、住宅130軒が呑まれた[4]。当日の時点で海上で2人が遺体で見つかり、安否不明者が複数人いるとみられる。翌4日13時45分に、負傷していた高齢女性1人が新たに死亡したことが確認され、犠牲者は3人となった[5]。5日に新たに犠牲者1人が見つかり、同日までに死者のほかにあわせて24人が救出された[6]。同日正午時点で住民ら562人が市内2か所のホテルに避難していた[7]。また、市内の小中学校も休校となっていた[7]。熱海市が住民基本台帳をもとに被害を受けた地域に住んでいるとみられる人の調査を進めた結果、台帳に記載のある被災地域住民の全215人のうち、所在を確認できたのは151人、残り男性35人、女性29人の合計64人の安否はまだ分かっていない[8]。ただし、現地は別荘の利用者が多いため、居住実態が把握できず、確認作業が難航していた[4]。
発生当日に御殿場市にある陸上自衛隊板妻駐屯地からおよそ30人、駒門駐屯地からおよそ80人の隊員は行方不明者の捜索活動のために現場に派遣された[9]。熱海市は土砂災害が発生するおそれが極めて高まったとして、土石流の発生後に市内在住の2万957世帯の3万5602人に「緊急安全確保」を発令した。また、伊豆山地内の1500戸余りで停電(当日にほぼ解消)、1100戸で断水、392戸でガス停止、熱海ビーチラインや国道135号線が通行止めとなり、JR東海道線の小田原駅 - 熱海駅間および伊東線全線は運転を見合わせた[1][10][5]。
原因
静岡県による初期の調査によると、熱海市立伊豆山小学校から北西に1kmほど離れた山の斜面が幅およそ100mにわたって大きく崩れた。過去の地形データを比較した結果、山の谷間にできた開発による盛り土の大部分が崩れたと見られる。分析によると、崩落した盛り土の量は少なくとも5万㎥で、崩れた土砂の全体の量はそれを含めて10万㎥に上る可能性がある[11]。
また、崩落付近の山にはメガソーラーが建設されている部分があり、自民党の党災害対策特別委員会が関連について調査するとしている[12]。
出典
- ^ a b 日本放送協会. “静岡 熱海市 土石流が発生 20人安否不明 2人が心肺停止”. NHKニュース. 2021年7月3日閲覧。
- ^ “静岡 熱海市 土砂崩れ発生 20人程度が安否不明”. NHKニュース (2021年7月3日). 2021年7月3日閲覧。
- ^ “静岡・熱海市で土石流か 20人程度が流された模様”. テレビ静岡NEWS (2021年7月3日). 2021年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年7月3日閲覧。
- ^ a b “安否不明者80人に 別荘利用者多く安否確認難航、氏名公表へ 静岡・熱海市 土石流災害/5日午後1時 - LOOK 静岡朝日テレビ”. look.satv.co.jp (2021年7月5日). 2021年7月5日閲覧。
- ^ a b 日本放送協会 (2021年7月5日). “静岡 熱海の土石流 死者3人 所在不明住民は80人 確認急ぐ”. NHKニュース. 2021年7月5日閲覧。
- ^ 日本放送協会 (2021年7月5日). “静岡 熱海 土石流 死者4人に 所在不明の人の名前を公表へ”. NHKニュース. 2021年7月5日閲覧。
- ^ a b “熱海の土石流、64人なお所在未確認 静岡県が氏名公表(写真=共同)”. 日本経済新聞 (2021年7月5日). 2021年7月5日閲覧。
- ^ 朝日新聞 (2021年7月5日). “【5日の詳報】ホテルに560人避難 安否不明者64人”. 朝日新聞デジタル. 2021年7月5日閲覧。
- ^ “【速報中】迫る土石流 夢中でアクセル踏み込んだ:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル (2021年7月3日). 2021年7月3日閲覧。
- ^ “静岡県熱海市で土石流、住宅など流され約20人安否不明…近くの女性「爆撃のような音」 : 社会 : ニュース”. 読売新聞オンライン (2021年7月3日). 2021年7月3日閲覧。
- ^ 日本放送協会 (2021年7月4日). “静岡 熱海の土石流 上流側の開発現場 盛り土含む斜面が崩落”. NHKニュース. 2021年7月5日閲覧。
- ^ “熱海の土石流 政府、メガソーラーとの関連調査も” (2021年7月5日). 2021年7月5日閲覧。
外部リンク
- 熱海市公式ウェブサイト
- 熱海市 (@atamicity) - X(旧Twitter)