感
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感
字源
[編集]意義
[編集]語源
[編集]- 不詳[語源 1]。ビルマ語 ခံ (受け取る、楽しむ)や、ジンポー語 kàm (信じる)と関連する可能性がある。
- 「神の感応を得る」が原義であるという説がある[語源 2]が、それを支持する証拠は無い。
日本語
[編集]発音
[編集]名詞
[編集]感
- (カン)物事を見たり聞いたりして心が動くこと。
- (カン)自らの意思に関わらず、自然と認識されること又はそのような認識。
- この点においてこの映画の創作者ルーバン・マムーリアンは一つの道楽をしてひとりで悦に入っている感がある。(寺田寅彦 『音楽的映画としての「ラヴ・ミ・トゥナイト」』)
接尾辞
[編集]感(かん)
- 先行する語をしたときに抱く感情・心の感じ。
- 達成感。満足感。失望感。
- 先行する語に厳密・断定的なものではなくざっくり・大まかなものである意を付け加える。
- 2010年、野田佳彦、第176回国会衆議院[3]
- 規模感としては、委員御指摘のとおり約五兆円ということで、野党も含めていろいろ御提案をいただいた、その提案と遜色のない規模だと思っています。
- 2016年、河野正美、第192回国会衆議院[4]
- 本日は、本当にお忙しい中、また、厚生労働委員会、なかなかスケジュール感が決まらない中で、五人の参考人の方、お越しいただきまして、ありがとうございます。
- 2022年、金村龍那、第208回国会衆議院[5]
- 経産省が昨年いわゆる補正予算を組んだ創薬ベンチャーに対する予算、毎年五百億を十年間、五千億使うと。大体、製薬と創薬って、予算感でいうと十対一と言われているんですね。
- 2010年、野田佳彦、第176回国会衆議院[3]
派生語
[編集]手書きの字形について
[編集]- 戦後の学校教育では、上記筆順画像の上から1番目と2番目で教えられているが、3番目、4番目の字形で書いてもよい[6]。そうした場合、運筆上構成要素「心」の書く順番が変わることに注意。
熟語
[編集]中国語
[編集]熟語
[編集]朝鮮語
[編集]- ハングル: 감
- 音訓読み: 느낄 감
- 文化観光部2000年式: gam
- マッキューン=ライシャワー式: kam
- イェール式: kam
名詞
[編集]熟語
[編集]ベトナム語
[編集]動詞
[編集]- 感じる。
コード等
[編集]- Unicode
- 16進: 611F
感
- 10進: 24863
感
- 16進: 611F
- JIS X 0208(-1978,1983,1990)
- 四角号碼 : 53330
- 倉頡入力法 : 戈口心 (IRP)
点字
[編集]脚注
[編集]- ↑ 『筆順と字形のポイント』(永田光風 光村教育図書 1979)
- ↑ 『筆順と字形のポイント』(永田光風 光村教育図書 1979)
- ↑ 「第176回国会 衆議院 予算委員会 第9号 平成22年11月15日」国会会議録検索システム https://kokkai.ndl.go.jp/txt/117605261X00920101115/7 2023年2月19日参照
- ↑ 「第192回国会 衆議院 厚生労働委員会 第9号 平成28年11月25日」国会会議録検索システム https://kokkai.ndl.go.jp/txt/119204260X00920161125/77 2023年2月19日参照
- ↑ 「第208回国会 衆議院 厚生労働委員会 第13号 令和4年4月13日」国会会議録検索システム https://kokkai.ndl.go.jp/txt/120804260X01320220413/165 2023年2月19日参照
- ↑ 『国語問題問答』第5集 p.13(文部省 1957)