出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
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U+5E74, 年
CJK 統合漢字-5E74

[U+5E73]
CJK統合漢字
[U+5E75]
U+F98E, 年
CJK 互換漢字-F98E

[U+F98D]
CJK互換漢字
[U+F98F]

漢字

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字源

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  • 形声。「」+音符「 /*NIN/」、のち「人」が「」に変化して「年()」の字体となる[字源 1]。「みのり」を意味する漢語 /*niin/}を表す字。後に派生して、穀物がみのるまでの周期、即ち「とし」を意味する漢語{ /*niing/}に用いる。
    • この文字を会意文字として「人が穀物を背負うさま」と解釈する説がある[字源 2]が、これは誤った分析である。

金文 甲骨文字 金文

金文

簡帛文字 簡牘文字

小篆

流伝の古文字
西周 春秋時代 戦国時代 説文
(漢)
《六書通》
(明)
  1. 張世超、孫凌安、金国泰、馬如森 『金文形義通解』 中文出版社、1996年、1783-1788頁。
  2. 季旭昇撰 『説文新証』 芸文印書館、2014年、574-575頁。

意義

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  1. 時間単位の一つ。春夏秋冬一巡する期間
  2. 階級
  3. 運命
  4. 」の通字(『説文字通』掲載)。

語源

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  1. Paul Benedict, Sino-Tibetan: a Conspectus, Cambridge University Press, pp. 79, 84, 136, 142-144. 165, 177, 180, 196-197.
    James Matisoff, Handbook of Proto-Tibeto-Burman, University of California Press, 2003, pp. 103, 283-284, 475, 524, 528.
    Axel Schuessler, ABC Etymological Dictionary of old chinese, University of Hawaii Press, 2006, p. 400.

日本語

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発音

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名詞

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  1. ネンとし)年に一度だけをみることになった。
  2. ネン 古語「年(ねん)が明ける」等で用いる)年季奉公における期限。
    • 私の年季が明けると同時に、師匠東雲師はまず私の配偶者のことについて心配をしておられました。もっとも年の明ける前から心掛けておったようです。(高村光雲 『幕末維新懐古談 家内を貰った頃のはなし』)
  3. とし年齢
    • 年がばれる

接尾辞

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  1. 期間年次をあらわす助数詞。

翻訳

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熟語

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手書きの字形について

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  • 第4画の方向は、縦でも横でもよいし、点を打ってもよい。また最終画となる縦画は止めてもはらって(ぬいて)もよい[1]

中国語

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*

副詞

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  1. (蘇州語、杭州語)依然として。

名詞

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  1. (金華語)萎れた様子。

接尾辞

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  1. 時間の単位。~年間

人名

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  1. 中国人のの一つ。百家姓第498位。

熟語

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朝鮮語

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*

名詞

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  1. () とし

熟語

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チワン語

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ローマ字表記

  1. (方言)二胡

ブイ語

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ローマ字表記

名詞

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  1. 銅鼓
  2. () とし
  3. 永遠

ベトナム語

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*

動詞

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  1. …すべきだ。…するのがいい。
  2. 成る

コード等

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点字

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字書情報

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  • 康熙字典: 0340.010
  • 諸橋: 09168
  • 大字源: 0648.020
  • 漢語大字典: 10037.060

脚注

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