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創造的なアイデアを育てる「クリエイティブチャレンジプログラム」を高校生年代が体験

わたしたちの活動#STEAM,#ユースの声,ガールスカウトのバッジ,ロールモデル,高校生の声

2024年2月、少女と若い女性の創造性を解き放ち、自分とコミュニティのために行動できる力を身に付けることを目的とする「クリエイティブチャレンジプログラム」を、はじめて高校生向けに2会場で実施しました。

埼玉会場の参加者たち
京都会場の参加者たち

2会場(埼玉県・京都府)とも、全国から高校生年代のガールスカウト会員16人ずつ集まり、身近にある問いを見つけ、頭だけでなく手を動かしながら、創造的なアイデアを育てるチャレンジに取り組みました。

<第1回>
日時:2月17日(土)9:30-17:00
会場:With you さいたま(埼玉県)
参加者:高校生年代のガールスカウト16人(9都道府県から参加)

<第2回>
日時:2月25日(日)9:30-17:00
会場:京都テルサ(京都府)
参加者:高校生年代のガールスカウト16人(10都道府県から参加)

このプログラムのファシリテーター(講師)を務めたのは、2023年9月8日~10日(2泊3日)に開催したファシリテーター養成研修を修了したユース年代のガールスカウト会員です。
高校生年代の少女にとって、ユース年代のガールスカウトは良きロールモデルであり、身近な存在でもあります。ガールスカウトではロールモデルの存在を大切に考えています。

※ファシリテーター養成研修の様子はこちらの記事をご覧ください

ユース年代がファシリテートしていくプログラム

プログラムは大きく5つのステップで構成されています。

STEP1:準備をしよう
STEP2:話をしよう・⽿を傾けよう
STEP3:問いを⾒つけよう
STEP4:アイデアをかたちにしよう
STEP5:アイデアを伝えよう

あるテーマについてモヤモヤしている気持ちを深く掘り下げていき、対話を重ねながら問題を特定し、解決するための斬新なアイデアを模索していきます。
創造性豊かなアイデアの数々に触れることで、参加者一人ひとりがクリエイティビティを持っていることに気付かされます。
参加者はこのプログラムを通して、予測不可能な現代に求められる「創造的な課題発見・解決力」を身に付けるとともに、「主体的・対話的で深い学び」の機会を得たと言えるでしょう。

クリエイティブなアイデアを、手を動かして形にしていく
伝えることで見えること、気付けることがある

参加者の声

🗨普段は問題に対してそれほど深くまで掘り下げることは無かったので、自分はここまで考えることが出来て、解決策を導き出すことが出来るんだっていう自信に繋がりました。(16歳)

🗨テーマについて、解決までのプロセスを踏んで深めあうことができたことにとても達成感を感じました。この経験が、今後課題に直面した際に必ず生きると感じました。(17歳)

🗨ファシリテーターのリーダーのアドバイスがあったから、導き出せた考え方もたくさんありました。歳の近いリーダーと関わって話せて楽しかったです! 他の県のガールスカウトとも出会えてたくさんの話が出来て、とても素敵な時間だったなと感じています。(17歳)

🗨創造力や発想力を培ったり、課題解決のためのプロセスを踏むことができたので、学んだことを団に共有してさまざまな問題の解決に活用してみたり、悩みを抱える人達に寄り添い、実際にカタチにしていきたいと思います。(18歳)

プログラムを修了した証として、一人ひとりにクリエイティブチャレンジバッジが手渡される

新たなファシリテーターの育成

今回の事業を踏まえて、さらにプログラムの質を向上させ、2024年度・2025年度は全国7地区年長部門事業として全国展開していきます。
次の一手として、2024年の春にファシリテーター第2期生を養成します。ユース年代の女性たちのさらなる活躍も、どうぞご期待ください。


クリエイティブチャレンジプログラムとは

ガールスカウト日本連盟は、「バーバリーインスパイア」の一環として、クリエイティブチャレンジプログラムを実施します。バーバリーインスパイアは、バーバリーグループ、バーバリー財団、International Youth Foundation(IYF)のパートナーシップにより開発されたプログラムであり、50万人以上の若者が創造性を解き放ち、それぞれの生き方やコミュニティに前向きな変化をもたらす機会を提供することを目的としています。

プログラム自体は世界各地のパートナー団体がそれぞれ独自に実施します。当団体では同じく若い女性の創造力とリーダーシップを育むNPO法人ハナラボの協力を得て、デザイン思考を基盤としたオリジナルプログラムに取り組みます。また、ガールスカウトが今までおこなってきたプロジェクトマネジメントやアドボカシーについての理解促進と柔軟な発想と合わせ、少女や若い女性が行動を起こしやすくするために役立てます。