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黛弘道

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

黛 弘道(まゆずみ ひろみち、1930年4月24日 - 2010年12月17日)は、昭和平成時代の日本歴史学者。専攻は日本古代史。学習院大学名誉教授。

東京大学教授の坂本太郎の弟子。律令国家律令制度の成立史に関する研究で博士号を取得した。

経歴

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  • 昭和 5年(1930年)4月24日 - 群馬県北甘楽郡吉田村(現在、富岡市)に生まれる。
  • 昭和23年(1948年)3月 - 群馬県立富岡中学校卒業
  • 昭和24年(1949年)3月 - 東京高等師範学校(現在、筑波大学)文科第四部(歴史専攻)卒業
  • 昭和24年(1949年)4月 - 東京大学教養学部文科二類(現在、三類)入学
  • 昭和26年(1951年)4月 - 東京大学文学部国史学科進学
  • 昭和28年(1953年)3月 - 東京大学文学部国史学科卒業
  • 昭和30年(1955年)3月 - 東京大学大学院文科学研究科(国史学)修士課程修了
  • 昭和33年(1958年)3月 - 東京大学大学院文科学研究科(国史学)博士課程満期退学
  • 昭和33年(1958年)4月 - 東京大学教養学部助手に就任。
  • 昭和36年(1961年)4月 - 学習院大学文学部史学科助教授に就任。
  • 昭和44年(1969年)4月 - 学習院大学教授に昇任。
  • 昭和60年(1985年)1月 - 『律令国家成立史の研究』により東京大学より文学博士の学位取得。
  • 平成12年(2000年)3月 - 学習院大学を退職。
  • 平成12年(2000年) - 学習院大学名誉教授の称号を受ける。
  • 平成22年(2010年)12月17日 - 肺炎により死没。享年80。

著書

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監修・編著

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  • 『概説日本史』、共編、有斐閣、1977.2.
  • 『図説日本の古典 万葉集』、共編、集英社、1978.4.
  • 『図説日本の古典 古事記』、共編、集英社、1978.12.
  • 『図説日本文化の歴史 奈良』、編著、小学館、1979.7.
  • 『年表日本歴史 原始▽飛鳥・奈良』、編著、筑摩書房、1980.5.
  • 『日本史の舞台 古代びと野望のあと』、編著、集英社、1982.2.
  • 『読める年表 古代奈良篇』、監修、自由国民社、1982.12.
  • 『海外視点日本の歴史 邪馬台国倭の五王』、編著、ぎょうせい、1986.4.
  • 『海外視点日本の歴史 聖徳太子飛鳥仏教』、編著、ぎょうせい、1986.9.
  • 『日本史古代』、監修、NHK学園、1986.11.
  • 『戦乱の日本史〔合戦と人物〕 中央集権国家への道』、編著、第一法規、1988.6.
  • 『古代王権と祭儀』、編著、吉川弘文館、1990.11.
  • 古文書の語る日本史 飛鳥・奈良』、編著、筑摩書房、1990.11.
  • 『日本古代氏族人名辞典』、坂本太郎・平野邦雄監修、共編、吉川弘文館、1990.11.
  • 『古代王権と祭儀』、編集、吉川弘文館、1990.11.
  • 『古代を考える 蘇我氏と古代国家』、編著、吉川弘文館、1991.3.
  • 『聖徳太子事典』、共編、新人物往来社、1991.4.
  • 『古代国家の歴史と伝承』、編著、吉川弘文館、1992.2.
  • 『古代史の謎 知れば知るほど』、監修、実業之日本社、1997.12.
  • 『古代国家の政治と外交』、編著、吉川弘文館、2001.1.

注解

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著作目録

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  • 黛弘道先生の還暦を祝う会編「黛弘道先生主要著作・論文目録」
  • 黛弘道先生古稀記念会編「黛弘道先生略年譜及び主要著作・論文目録」
  • 平田耿二編『古代日本研究文献総合目録』下巻、勉誠出版、1998.

脚注

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参考文献

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